鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

スポットライトに照らされて EF81「あすか」が行く

2009-10-18 | EF81

 秋の夕陽をスポットライトのように浴びて、ローズピンクの機関車が走ります。
 JR西日本のEF81-48号機。ジョイフルトレイン「あすか」の先頭に立ち、JR京都線を下って行きます。

 この日は、朝から午後の早い時間まで用事があり、家人と出かけていました。夕方、米原経由の日本海縦貫貨物4076レのすぐ後、「あすか」の回送が下ることがわかっていたので、帰宅するやいなやカメラザックをかついで再び外出。人の少なさそうな長岡京を選びました。

 長岡京に普通電車で着いたのが15時5分。あと5分で、配1975レが通過します。西大路で梅小路出発を撮ってもよかったのですが、面には陽が当るもののサイドが暗くなるので、順光で撮れるこの駅へ。あわただしかったものの、なんとか無動付きの同列車を撮ることができました。

 しかし、秋の陽は刻一刻、その位置を変えて行きます。高度もみるみる下がっていきます。それに伴って、線路わきの建物の影も延び、ついに外側線を覆いました。影の位置も動くため、外側線を通過していく新快速やサンダーバードなどで影がどう出るのかを確認。レンズの焦点距離を変えたり線路に対する角度を調整したりしながら待ちます。

 そうしてやっと決めたのがこの位置。向日町方から姿を見せた時、上り京都行きの普通がホームに停車中で、「京都行き間もなく発車します」のアナウンスが流れます。「あすか」が速いか、普電の加速が上回るか。シャッターを切った瞬間、私の横を普電が出て行きました。
 光と影の関係で、この構図が精一杯です。「あすか」の後ろの余白がやや大きめです。けれど、夕陽がEF81だけを照らしだし、きれいなローズピンクがより美しく強調されました。観客の目を一身に集めるトップスターのようです。

2009-10-18 JR東海道線向日町-長岡京 EF81-48+「あすか」6両 回9536レ
Nikon D300,Sigma APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM,450mm,ISO 800
1/640秒,f10,-0.3段,WB:晴天

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東海道を上る DD51と12系客車

2009-10-17 | ディーゼル

 JR西日本京都電車区の乗務員訓練列車、回9990レです。
 近江八幡-安土で、さくら2号さんやeexpressさんらと撮ったものです。赤い機関車に青い客車。昭和50年代なら、あちらこちらで見られた光景ですが、今やこうして追いかけざるをえない貴重な存在になってしまいました。

 この日の天気予報は午前曇り、午後から雨でした。しかし、午前中の早い時間は晴れていました。この場所は、サイドに日が当たるもののカマの顔はかげる可能性が高かったのですが、よい塩梅に曇ってくれました。

 ところで、このハンドル訓練の目的は何なのでしょうか。
 これまでから、「なにわ」や「あすか」「ユウユウサロン岡山」をDD51が引くことは多々あります。ですので、単純にDD51ドライバーを養成しているだけなのでしょう。ただ、下関のEF66が少なくなっています。これまでEF65PFが引いていた工臨がDD51になったケースもあります。

 確かにDD51なら電化・非電化関係なしに乗り入れることが可能で、その点では便利そうです。今回のハンドル訓練の区間(向日町操-米原操)を考えると、「SL北びわこ」号の客車送り込みや返却回送がPFからDD51になってしまうのかなあ、と勝手な想像をしてしまいます。
 ファンの立場からすると、電機が引く客レもあり、ディーゼル機が引く客レもありというのがうれしいのですが。

2009-10-17 JR東海道線近江八幡-安土 回9990レ DD51-1193+12系6両
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm f2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,120mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,-0.7段,WB:晴天

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一瞬の晴れ間に ハンドル訓練 回9991レ

2009-10-17 | ディーゼル

 きょうは、JR西日本・琵琶湖線でDD51と12系客車による乗務員ハンドル訓練が行われるため、まず安土へ向かいました。いつものごとく、駅前で貸し自転車を借りて近江八幡方向へ。1057レを撮った後、自転車に乗って上ってくるハンドル訓練列車を撮る場所をうろうろと探します。
 そうこうするうち、ある踏切のそばに数人のファンが固まっています。踏切かぶりつきでセットされている方のそばに行くと、旧知のeexpressさんでした。さらに、少し離れたところで脚立に上っておられる方は、さくら2号さんです。楽しいお二人がおられたので、私も迷わずこの場所で撮ることに。
 他の方も一緒に、あれやこれやと話すうち、回9990レは無事に通過。逆光気味になる場所でしたが、よい具合にかげってくれました。

 その後、返しまで時間があるので、もうしばらく同じ場所で貨物を撮影しようとみんなで話をしながら、各列車を待ちます。1083レや5088レ、3092レに1050レなど。ところが、朝の晴れ間がうそのようにどんどん雲が厚くなります。回9990レはかげってよかった、などと言っていましたが、急に気温が下がり風が非常に強くなります。
 夕方のような雰囲気で露出が厳しくなってくるとともに、ポツポツと降ってきたかと思うと、強風と大粒の雨が襲ってきました。突然のことで、みんな傘をさす余裕もなく、タオルなどでカメラを守るのが精一杯。
 しかし、EF66の0番台牽引の1050レの通過まで、あと5分程度という時間だったので全員、雨と風に打たれたまま根性で撮影しました。

 この前に、私はさくら2号さんとeexpressさんに同行させていただけることになっていたため、カメラザックと三脚をさくら2号さんの車に積んでもらうと、自転車で一目散に安土駅前へ。自転車を返し、車に拾ってもらうと「この雨では、安土周辺で粘っても・・・」と意見が一致して、京都方面に帰りながら雨がましになれば瀬田川あたりで撮影を考えることに。途中、「天下一品」でチャーハン定食を食べて冷えた体を温めます。

 車に戻って走る途中、雨が小やみになっても、天気予報の話題になるとまたまた雨が強くなり「天気の話はやめやめ」などと笑いながら着いた瀬田川。通過の15分ほど前でしたが、なんと雲が切れて太陽が姿を見せています。私たちに前後して10人程度来られていましたが、HIEIさんの元気な姿も見えます。
 私はHIEIさんの隣にセットして待つこと数分で、DD51がゆっくり姿を現しました。この直後、太陽は再び雲に隠れ暗い空に逆戻り。まさに奇跡的な一瞬でした。

2009-10-17 JR東海道線瀬田-石山 回9991レ DD51-1193+12系6両
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,92mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,-1.0段,WB:晴天

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EX-ICと山手線チョコレート電車のこと

2009-10-17 | 電車たち

 なんじゃ、このヘタクソな写真!って言わないでくださいね。
 8A「のぞみ8号」のE席から携帯電話のカメラで撮ったので、見苦しいのはご容赦を。

 16日は東京に日帰り出張してきました。行きは8A、帰りは43A。どちらもN700系のぞみです。前から持っていたのですが、まったく使っていなかったEX-ICカードを今月から使うようになりました。
 食わず嫌いというのでしょうか。ふだんはICOCAを使いまくっているくせに、こと新幹線は切符派でした。EX予約はもうずいぶん昔から利用しているのに、いつも券売機で予約した切符を発券してから乗っていたのです。しかし、早特がIC利用でないと使えなくなったのを契機に、ICカードを使ってみたのですけれど、タッチするだけでさっと改札を通れるのは便利ですね。
 ICOCAと2枚重ねタッチで、在来線との乗り換えもスムーズですし。EX-ICご利用票(座席の案内)が新幹線の改札でICカードをタッチすると同時に発券されるのですが、これも、もっとヤワな紙かと思っていたら割合しっかりしていて「これなら、しわくちゃにならないでいいな」と思いました。
 EX-ICカード持っていて、まだ使っておられない方がいらっしゃったら、一度試してみてはいかがですか。

 というわけで、8Aが東京駅手前で減速したころ、ふと窓の外を見ると何やら見慣れない茶色い電車が止まっています。有楽町駅です。結構濃い茶色でシックな感じですが、何やら側面に書いてあります。見ると「山手線命名100周年」。さらにMeijiの文字も。記念の明治製菓提供によるラッピング電車だったのですね。
 これまで山手線のラッピング電車でこんな風に編成をまるまる包んだのってあったのでしょうか。私は関西人なので知りませんが、JR西日本ではないような気がします。(知らないだけかも・・・)
 この山手線電車はなかなか見事でしたので、東京駅に向けて走行中のところを携帯で撮ってみました。

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モンスターカメラ Nikon D3s

2009-10-15 | いろいろなこと

 Nikonが、またものすごいカメラを発表しましたね。Nikon D3s。
 なんとISO 102400までいけるそうです。常用感度もISO 12800と言いますから、正直びっくりしました。

 ニコンイメージングのサイトで102400の写真を見ていますが、暗い中でf2.8、1/500秒でシャッターが切れているのに素直に感心しました。ノイズ云々という話が出てきそうですが、真っ暗で普通は撮れない写真が撮影できるのならISO 102400だって十分、使える写真だと思います。
 フォーマットはFXですが、×1.2やDXフォーマットなどにも切り替え可能です。また、動画撮影機能も付きましたが、それよりイメージセンサークリーニング機能が付いたのが大きい改善点ですね。

 ここに掲載した写真は、10日にJR西日本・桂川駅で午前5時39分にD700で撮った下り貨物です。ISO 6400に対し、1段増感。つまりISO 12800です。D3sはこの12800までが常用域で、3段増感で102400とのことです。この写真は1/250秒で切っていますが、被写体ブレしています。102400なら、どんなふうになるのだろうと想像するだけでもワクワクします。

 もちろん、とうてい手の出ないお値段で、私が手にすることは多分ないでしょうけれど。自分が持つ、持たないにかかわらず新たな鉄道写真の世界が誕生するかもしれないですね。

2009-10-10 JR京都線桂川駅 EF210-131
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,70mm,ISO 12800
1/250秒,f3.5,WB:AUTO

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夜明けの1065レ

2009-10-12 | EF66

 JR西日本・桂川駅の横を通過していく1065レ。
 10日朝、8862レと3170レが通過したあと、しばらく同駅にとどまって通過していく電機を撮っていました。その一こまです。

 1065レは梅小路に停車するため、桂川駅北方で本線をオーバークロスする貨物線を通って向日町駅手前で下り本線に出て行きます。この貨物線は本線の架線柱などが邪魔になって撮影しにくいのですが、背景の空がうっすらと茜に色づき、夜明け直後の雰囲気があったので撮ってみました。
 雲がもう少し薄ければ、色も濃く映ったかもしれません。その点は惜しいのですが、真昼間のバリ順の下で撮るのとは異なるムードのある写真かな、と思います。

 1065レは以前、青き狼ことEF200の担当でした。現在はEF66に変わっています。
 66のいろいろなシーンをまた一つ加えることができた、と思います。

 ところで、10日の記事で11日には8865レなどを撮りにいくぞ、と意気込んで書いたのですけれど、よんどころない用事ができ非鉄でした。また、本日も家内と新京極へ「カムイ外伝」を見に行き、結局、非鉄でした。3連休で、撮り鉄したのは土曜の早朝だけという珍しい結果になりました。
 まあ、社会人であり家庭人でもあるのですから、こういう日もあって当然です。

2009-10-10 JR東海道線桂川駅 1065レ EF66-37
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8Ⅱ EX DG MACRO HSM,200mm
1/400秒,f10,-0.3段,WB:AUTO Capture NX2でシャドーを明るめに補正

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京都 観月の夕べコンサート

2009-10-12 | 京都街角の情景

 古都に響く、音絵巻。こんなサブタイトルが付いた「京都 観月の夕べコンサート by JR東海」が10日、京都市左京区の上賀茂神社で17時30分から2時間余り開かれました。私も家内と招待していただいたので、行ってきました。JR東海presentsのこの催しも今年で19回目とか。そういえば私が行き始めたときは、まだ大覚寺で行われて「大覚寺観月の夕べコンサート」と言っていました。上賀茂にかわってからも、すでに数年たちますから秋の名物に定着しつつあるかもしれません。

 この催しは言わずとしれたJR東海の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンの一環で、秋の京都への集客を図り新幹線利用を促進するものです。しかし、京都の人たちにとっても、楽しみな企画になっています。
 今回は10日が上賀茂神社の細殿、12日は京都コンサートホールの日程です。演奏するのはチェコ・フィルハーモニー八重奏団とソリストとして二胡の奏者、許可(シュイ・クゥ)さん。
 許可さんはもう長く日本に住んでいて、日本語はぺらぺら。八重奏団の第1ヴァイオリン、ボフスラフ・マトウシェクさんも長く読売日本交響楽団で長年、コンサートマスターを務め、今でも年に2~3回来日するとかで、片言ながら日本語も話され、楽しいトークも交えての演奏会でした。

 曲目もドヴォルザークの「新世界」より第2楽章“ラルゴ(家路)”や、ビゼーのカルメン、ヨハン・シュトラウスⅡの皇帝円舞曲など耳になじんだ曲が多く、私のようなクラシック門外漢でも楽しめました。

 ただ、すごく寒くって寒くって。この観月の夕べコンサートは秋の夜なので冷え込むことはままありますが、10日は尋常でない寒さでした。したがってアンコールが終わるやいなや、大勢が脱兎のごとく会場の境内を飛び出し帰りを急ぎました。奏者はすでにステージとなった細殿から降りていましたが、ちょっと申し訳ないかな、と思いつつも寒いのには勝てませんでした。

 家内と夕食を外で取る約束にしていたのですが、彼女は何が食べたいと私が聞くより先に「お好み焼き!」。で、結局家の近所まで帰ってきて、おいしいお好み焼きを食べさせてくれる店で、ヤキソバやお好み焼きなどを食べて温まった次第です。クラシックを秋の夜長に聞いたあとにお好み焼き。我が家の庶民性を知っていただけるかな、と思って披露しました。

 写真はコンサートが始まるまで、ひまだったので散歩がてらに撮った賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)=上賀茂神社の境内です。前々からD300やD700を持って町を歩くのは疲れるなあと思い、お散歩カメラがほしかったのですが、ついにD5000を買ってしまいました。
 交換レンズが共通で使えること、加えてバリアングルモニターが面白そうなのでこれに決めました。しかし、D300や700に比べると、ものすごく小型軽量ですね。これから町中の散歩には役立ちそうです。ちなみに、某四国の通販店で金利なし10回払いでの購入であります。

2009-10-10 賀茂別雷神社
Nikon D5000,Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSM,23mm,ISO 200
1/250秒,f4.5,-0.3段,WB:晴天

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夜明け直後 カン付きEF66-24が青ワムを従えて

2009-10-10 | EF66

 10日は始発に乗ってJR西日本・桂川駅に早朝の貨物を撮影にいきました。この日は東京メトロ甲種8862レもありましたが、お目当ては3170レです。

 ご存知の通り、この専貨3170レは梅田まで紙を運んできた3171レの貨車を回送するものですが、貴重なワムを連ねて走るのでふだんから人気の高い列車です。加えてこの日は広島車両所一般公開のヘッドマークを付けたEF66-24が担当です。9日、東京に出張しての帰り、新幹線の中で24号機充当とのメールを知り合いからもらい、これを撮影せずして何を撮影するのかと、気合を入れて出動しました。

 だんだん夜明けが遅くなりつつあり、梅田の始発時点では真っ暗な状況と聞きます。時間的に茨木や高槻あたりでも露出は厳しそうです。本当は滋賀県内など東で撮ればよいのですが、午前中も午後も用事があるため、露出がぎりぎりなんとかなりそうな桂川を選びました。

 天気予報では、朝から晴天の感じでした。しかし、結構厚い雲に覆われています。日の出の時刻になっても太陽は姿を見せてくれません。けれど、周囲はだんだん明るくなってくれ、なんとか撮ることができました。
 ヘッドマークを掲げて、少し短いですが20両弱の青ワムを従えて走る24号機はなかなか誇らしげに見えませんか。

 4日の日曜日の1050レに続いて、今度は3170レで撮影できたのが幸運でした。きょうの8866レにもカン付きのEF65-116が入っています。前述のように、別件の用事できょうは撮影できません。でも、何もなければあす11日は8865レで戻ってくるところを迎え撃つつもりです。

2009-10-10 JR東海道線桂川 3170列車 EF66-24
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,135mm,ISO 1600
1/400秒,f4.5,-0.3段,WB:AUTO

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終焉間近か JR西日本・北近畿の183系

2009-10-09 | 183系

 先日、JR西日本は北近畿の「Xネットワーク」に、新型特急287系を投入すると発表しました。すでに、皆さんご承知のことと思います。外観は683系の4000番台によく似ていますね。
 このところ、西日本はその683系4000番台に加え、キハ181系「はまかぜ」にかわるディーゼル特急車両の新製、アーバンネットワーク用の225系、そして287系と矢継ぎ早に車両の置き換えを打ち出しています。

 その結果、当然ながら国鉄車両が淘汰されることになり、我々、国鉄世代はまたまたさびしくなります。485系、キハ181系とほぼ時を同じくして183系も消えゆくのですね。
 前から言っていますが、国鉄色というものは四季折々の日本の風景に、非常にマッチした色だと考えます。対してJR発足後の車両は、そうした風景の中での存在は、いまいちだと感じます。サンダーバードの白は夏には深い緑の山々、秋には黄金の水田、紅葉の野山に映えると思います。
 けれども、雪の中では埋没してしまいませんか。一面の銀世界の中、白い列車というのは安全の観点から、いかがなものでしょう。雪は特に音を吸収してしまい、列車が接近していても気付きにくいと言われます。すると、白より国鉄特急色の方が断然、視認性が高いのではないでしょうか。
 安全対策を強化しているというJR西日本には、色ということも考えてほしいですね。ステンレスも風景に埋没しやすいと思いますが、いかがでしょうか。

 さて、こんなことを書きつつ、485系の両端ゲンコツ編成が9月いっぱいで雷鳥の運用から外れたそうですね。その話は聞きながら、今度、今度と撮影を先延ばしにしているうち、10月になってしましました。なんか、自分でもエエかげんやなあ、と思います。
 今は183系やキハ181を早く撮っておかなければ、と思うのですが、これもまた真剣にそれをメーンとした撮影行に出かけるかどうか。まだ、しばらく時間があるだろうと考えて行動に起こさず、気づいた時にはもう走っていなかったなんてことにならないよう、気合を入れていかなければ。

2008-8-10 JR東海道線茨木-摂津富田 「文殊」回送
Nikon D300,Sigma APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM(Ⅱではありません),120mm,ISO 400
1/1600秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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223系1000番台トップナンバー W1編成を撮る

2009-10-07 | 電車たち

 JR西日本・アーバンネットワークの主役、223系新快速電車です。この写真ではわからないと思いますが、先頭のクハ222の連結器には「1001」と記されています。そうです、1001番8両で構成された神戸支社網干総合車両所配属の223系1000番台「W1」編成です。

 新しい、新しいと思っていた223系もこの1000番台が東海道・山陽線に登場してから、早くも14年になります。先日、車体強度を増すなどした新形式225系投入が発表されました。時速130キロの高速走行をする新快速車両として、より安全性を高めたいというJR西日本の考えなのでしょう。
 225系は来年から順次、新快速に投入されるとのことで、そうすると必然的に223系は快速運用中心にシフトし、そのあおりを食って221系はローカルへと落ちていくのでしょうね。

 223系1000番台は2000番台と共通で運用されていますが、8両のW編成中1000番台は9編成、そして4両のV編成では5編成と、計92両の所帯となります。中でもトップナンバー編成を撮影できるチャンスはめったになく、今回は非常によい場所で押さえることができたと思っています。

 乗る側の立場でも、通勤時によく利用しますが、1000番台はクロスシートの窓側にもひじ掛けがあります。221系なら当たり前のことだと思うのですが、2000番台などにはありません。この窓側のひじ掛けは姿勢保持などに役立ち、あるとないのでは大違いです。したがって、私は大阪からの帰途、1000番台が来てくれるとほんのちょっとだけ、うれしくなります。



2009-10-4 JR琵琶湖線安土-近江八幡 223系1001番 W1による新快速
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8G ED,60mm,ISO 200
1/1000秒,f5,-0.3段,WB:晴天

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