probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Time Machine ~1986~

2018-06-24 10:20:04 | 懐かし洋楽
今回は、1986年の今ごろチャートインしていた曲、
Neil Diamondの"Headed For The Future"です。
(Pop #53 AC #10)



Neil Diamondさんの、通算17枚目となったオリジナルアルバム
"Headed For The Future"のタイトルトラックで、
第1弾シングルでありました。
プロデュースは、ご本人によるセルフプロデュースです。

時代は、80'sど真ん中で、
New Waveサウンドを聴かせるバンドが人気のころだったせいか、
かなり、それを意識したかのような音作りと、
ド派手な仕掛けのビデオクリップでしたね。

アルバムのほうも、参加ミュージシャンが超豪華で、
David Foster, Burt Bacharach, Carole Bayer Sager,
Maurice White, Greg Phillinganes, Stevie Wonder、
Bryan Adams,Bobby Caldwelといったところが、
プロデューサーやソングライターとして名を連ねていて、
Stevieプロデュースの曲では、Herbie Hancockが、
キーボードを弾いてるという、ぜいたく三昧な作品になっておりました。

84年リリースの前作"Primitive"が、
セールス的には、70年代後半から80年代初めにかけて、
絶好調だったNeilさんにしては、
やや、地味な成績に終わってしまったため、
かなり勝負を賭けてきた作品だったと思われますが、
結局、このアルバムからもTop40ヒットは生まれず、
アルバムも、Billboardでの最高位は20位で、
"Primitive"の35位は上回ったものの、
目の覚めるようなヒットには至りませんでしたね。

1986年6月28日付けのビルボード誌です。

1位は、今も健在のお二人による、大人のデュエットの、あの名曲です。

Worth It All - Jeffrey Osborne

2018-06-22 19:41:53 | 新譜CD

・Worth It All - Jeffrey Osborne(リンク先での試聴はできません。m(__)m)

もう、リリースから、1ヶ月近くになるのですが、
やっと送られてきて、聴くことが出来ました。
昨今は、今時のメジャー作品以外は、
けっこう、入荷発送まで時間がかかるようになりましたなぁ。

さて、Jeffrey OsborneのNewアルバムは、
2013年の"A Time For Love"から5年ぶりとなりました。

"A Time For Love"は、George Dukeプロデュースの、
ジャズスタンダード集で、素晴らしい歌いっぷりでしたが、
どうかまた、George Dukeと一緒に、
R&Bアルバムも作ってほしいなぁという気持ちにもさせてくれましたが、
まさかの、George旅立ちで、それは叶わぬことになってしまい、
もう、R&Bアルバムは聴けないかな...と思っていたので、
この新作のリリースは、たいへんうれしいですね。

で、プロデュースは誰が?と思ったら、
おずぼん氏本人による、セルフプロデュースでありましたね。

先行カットのタイトル曲が、得意のパワーバラードとも少し違う、
厳かな感じのするスローナンバーだったので、
もしや、ゴスペルアルバム?かとさえ思ったのですが、
ちょっとオールドスクーリーだったり、
今風の、ゆるめのラップが絡む曲もあったりの、
たいへんバラエティーに富んだ、R&Bアルバムでした。

で、そのラップは誰が?と思いきや、
クレジットを見ると、Jeffery Osborne, Jr.の文字が。
じつの息子さんみたいでありました。
ジュニアさんは、制作スタッフとしても参加しているようですね。

その他、ゲストに、トランペットのRick Brownや、
サックスのGerald Albrightが参加している曲もあり、
全体的に、Smooth Jazz的な趣が強い感じもありますが、
70才になられても、まだまだ元気な歌いっぷりで、
安心安定感の一枚でありました。






今週の気になる新曲2曲。

2018-06-20 10:15:39 | 最近の洋楽
今回は、Adult Contemporaryのチャートから。

まずは、Daryl Hall & John Oatesとのコラボ曲、
"Philly Forget Me Not"もチャートインしている、
Trainの新曲"Call Me Sir"です。



昨年、アルバム"A Girl, a Bottle, a Boat"をリリースしているのですが、
こちらは、そこには入っていない新曲で、
カントリーシンガーのCamと、
ラッパーのTravie McCoyをft.したナンバーです。

2001年の"Drops Of Jupiter"、
2009年の"Hey Soul Sister"と、
ちょっと間を空けて、大きなヒットを出す彼らですが、
この曲、なんか、ひさびさにまたいいなぁと思いますねぇ。
ヒットしてほしいです。

もう1曲は、ソングライター&プロデューサーとして、
それぞれ、すでに、輝かしい実績を持っている、
Claude KellyとChuck Harmonyのふたりからなるユニット、
Louis Yorkの新曲"Slow Motion"です。



二人とも、いわゆる、R&B系のアーティストと、
多く、仕事をしている人たちなのですが、
この曲を聴くかぎり、ノンジャンルな感じがしますね。
ミックステープはリリースしているようですが、
アルバムはまだみたいですので、完成したら、
ちょっと聴いてみたい感じがいたします。

忘れじのサントラたち(4)

2018-06-18 20:08:14 | 懐かし洋楽

・Days Of Thunder - O.S.T.

今回は、1990年に公開された映画"Days Of Thunder"のサントラ盤です。
『デイズ・オブ・サンダー』は、あのビッグスター、
Tom Cruise主演の映画で、のちに結婚することになる、
Nicole Kidmanとの初共演映画としても知られておりますね。
(2001年に離婚)

Tom主演の映画のサントラといえば、
86年の『トップガン』88年の『カクテル』が大ヒットしましたが、
この『デイズ・オブ・サンダー』も、その顔ぶれからして、
同じような大ヒットを狙ったと思われるのですが、
アルバムの中からは、Chicagoの"Hearts In Trouble"と、
Eltonの"You Gotta Love Someone"がHot100入りしたものの、
どちらも、Top40には届かず、前作に比べて、
かなり、印象が薄いのは否めないように思います。

曲は、1stカットだった、Chicagoの"Hearts In Trouble"を。
Bill Champlinの力強いボーカルが聴けるロックナンバーですが、
Hot100での最高位は、75位と、かなり物足りない成績でしたね。


人名ポップス事典(j <12>)

2018-06-17 10:23:53 | タイトルに人名が入っている曲
タイトルに人名が入っている曲、jの12曲目は、
Sheena Eastonの1986年のシングルだった、
"Jimmy Mack"です。



85年リリースのアルバム"Do You"から、
Top40ヒットになった"Do It For Love"に続くカットでしたが、
Hot100での最高位は65位で、振るいませんでしたね。

"Do You"は、Nile Rodgersプロデュース作品でしたので、
この曲も、Martha & The Vandellasの67年のヒット曲のカバーながら、
当然、Nileさんが手掛けていたのですが、大ヒットには結びつきませんでした。

80年代は、コンスタントにヒット曲を放っていた印象があるSheenaですが、
けっこう、浮き沈みが激しかったのも事実で、
この時期は、ちょっとプチ低迷期になってしまうんですよね。

このあと、さらに、米レコード会社の再編の動きに巻き込まれてしまって、
87年リリースの次作"No Sound But a Heart"は、
日本とオランダ以外の国では、お蔵入りになるという災難に遭いますが、
どっこい、L.A & Babyfaceとがっちり組んだ、88年のアルバム
"The Lover In Me"で、軽やかに復活を果たすことになります。