probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Frankie Beverly (of Maze)

2024-09-13 10:46:13 | R.I.P.
今回は、予定を変更しまして、
Mazeの中心人物だった、
Frankie Beverlyさんが、
10日に亡くなったとのことで、
追悼したいと思います。

以前にも話題にしたことがある、
時々行っているソウルバーで、
そこは、アメリカ人のお客さんも、
けっこう多いらしいのですが、
そのアメリカ人のお客さんたちから、
リクエストが多いのは、
Mazeだという話を、
マスターから聞いたことがありました。
逆に、日本人のお客さんからは
少ないとのことでした。

R&BチャートでTop10入りした曲は、
全部で9曲あって、そのうち、
2曲がNo.1になっているようですが、
Hot100入りした曲は、3曲しかなく、
その中でも、79年に、
67位まで上がっていたという、
"Feel That You're Feelin'"が
最高位ということで、
なかなか、日本では、
広く浸透している曲がないので、
そんな感じなのかもしれないですね。

そういう自分も、洋楽聴き始めの、
80年代は、かろうじて、
85年のヒット"Back In Stride"を
知っていたくらいで、当時も、
あまりピンとくる感じはなく、
なんか、いいなぁと思えてきて、
いろいろ聴くようになったのは、
それから、かなり経ってからでした。



長いアルバムバージョンが、
これまた最高。↓



グループの名付け親だった、
Marvin Gayeを追悼した、
89年の"Silky Soul"。
そういや、昔、「ソウルトレイン」
NHKで放送してましたね。



"What's Going On"の入り方が、
絶妙な感じがします。



日本にも、3回来ていたようですが、
Mazeの魅力は、やっぱりライブ、
という声は、よく聞きますよね。
1度くらいは行けばよかった。

最後は、Beyonceが、
近年カバーしたことで、
再注目されたナンバー、
"Before I Let Go"の
パフォーマンス映像です。



81年リリースのライブアルバム
"Live in New Orleans"収録の、
当時のスタジオ録音の
新曲だったみたいですね。



R.I.P.

https://amass.jp/177816/
メイズのリードシンガー
フランキー・ビヴァリー死去
(amass)

※次回は、Time Machineです。

Will Jennings

2024-09-11 20:28:44 | R.I.P.
6日に、80才で亡くなったという、
作詞家のWill Jenningsさんを偲んで、
その作品の中から、
5曲を選んでみました。

Celine Dionの
"My Heart Will Go On"や、
Eric Claptonの
"Tears In Heaven"など、
もともと、映画から生まれた
大ヒット曲の歌詞を、
多く書かれていたのですが、
そんな中の1曲で、
まずは、こちら。



82年のNo.1ヒット、
Joe Cocker & Jennifer Warnesの
"Up Where We Belong"。
映画のタイトルは、もちろん、
『愛と青春の旅立ち』ですね。



2曲目は、日本では、90年に、
TVドラマの主題歌として使われ、
大ヒットしましたが、こちらも、
もとは、88年制作のアニメ映画
『リトルフットの大冒険
〜謎の恐竜大陸〜』の
主題歌でした、Diana Rossの
"If We Hold On Together"です。





他にも、Barry Manilowや、
Dionne Warwickなどの、
ドラマチックな曲の歌詞を、
多く手掛けていましたが、
Whitneyの87年のNo.1ヒットである、
この曲も、そうだったみたいです。
"Didn't We Almost Have It All"です。



といいながら、この曲も、
そうだったんですね。
The Crusadersの79年のヒット、
"Street Life"です。
ボーカルは、もちろん、
Randy Crawfordです。





そして、80年代の、
この方の代表曲は、ほとんど、
Willさんが手掛けていましたが、
今回は、しみじみと良かった、
この曲を選びました。
Steve Wimwoodの87年のヒット
"Back In The High Life Again"です。



アカデミー賞、グラミー賞、
ゴールデングローブ賞受賞者で、
2006年には、
ソングライターの殿堂入りも、
されていたみたいであります。

名曲をたくさん残していただき、
ありがとうございました。

R.I.P.

https://www.musiclifeclub.com/news/20240911_08.html
「Tears in Heaven」や
「My Heart Will Go On」などの作詞家、
ウィル・ジェニングスが80歳で死去
(MUSIC LIFE CLUB)

※次回は、80年代お気に入り曲、
第87位の発表です。

今週の気になる新曲2曲。

2024-09-10 11:11:47 | 最近の洋楽
今回も、Adult R&Bチャートを、
上昇しているらしい2曲です。

まずは、少し前に取り上げました、
The Shindellasの曲にft.されていた、
元112のメンバー、Q Parkerが、
自らの新曲を発表しておりました。
"Beg"です。



112のほうは、2017年に、
リリースされたアルバム
"Q, Mike, Slim, Daron"を最後に、
脱退してしまっていたんですね。

脱退後も、当然、
活動はしていたようですが、
完全なるソロの新曲は、
これが初リリースのようです。
プロデュースは、
K. Michelleなどを手掛けていた、
Blac Elvisらしいですね。

そして、もう1曲は、
Yolanda Adamsの
"Church Doors"です。



最近、名前を聞かないなぁと、
ちょっと思っていたのですが、
13年ぶりになるんですね。
今週リリースされるという
Newアルバム"Sunny Days"
からの先行カットのようです。

リミックスバージョンのほうで、
ミュージックビデオも公開されています。



そういえば、7月の、
Jam & Lewisの来日公演でも、
Sheleaさんが、
Yolandaさんのヒット曲
"Open Your Heart"を、
パフォーマンスしてたみたいですね。

"Open My Heart"も、
もう25年前...。(^^;)

※次回は、作詞家の、
Will Jenningsさん追悼です。

The Artist : The First & The Final Hit (#93 Sergio Mendes)

2024-09-09 10:51:10 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまった
アーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となった
エントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、5日に、83才で亡くなった、
Sergio Mendesさんです。

60年代に起きた、世界的な、
ボサノヴァブームをけん引した人、
そう言われておりますが、
自分は、その時代を知りませんで、
その後、ヒットに恵まれなかった、
70年代を経て、83年に、
"Never Gonna Let You Go"と、
アルバム"Sergio Mendes"のヒットで、
再注目された、そこからが、
スタートとなっております。

というわけなのですが、
初のHot100入り曲は、やはり、
こちらになるみたいですね。66年に、
世界デビューとなったアルバム
"Herb Alpert Presents
Sergio Mendes & Brasil '66"
からのヒット"Mas que Nada"です。



もともとは、63年に、曲の作者である、
Jorge Benという人が歌っていた曲の、
カバーらしいですね。最高位は47位。





そして、Sergioさん、
生前最後のHot100入りとなったのは、
自分がリアルタイムで、
まさに聴いていた時代であります、
1984年に、アルバム
"Confetti"からカットされて、
29位まで上がっておりました、
"Alibis"です。



日本でのライブのもよう、
NHKで放送されていたんですね。
昔は、NHKに限らずですが、
洋楽番組が多かったですからねぇ。

ここで、ボーカルをとっていたのは、
"Never Gonna Let You Go"でも、
Leeza Millerという女性シンガーと、
いっしょに歌っていた、
Joe Pizzuloという人ですが、
アルバムでは、
日本でも人気があります、
R&Bシンガーの、
Phil Perryだったんですよね。



"Never Gonna Let You Go"は、
もともと、Earth, Wind & Fireに
用意されていた曲だったそうですが、
結局、不採用になり、
82年に、Dionne Warwickと、
Stevie Woodsが、それぞれ、
自らのアルバムに収録して、
それを、Sergioさんがカバーして、
シングルカットしたところ、
Hot100で、最高位4位の、
大ヒットとなったのですが、
それを知ったのは、けっこう、
あとのことでした。



R.I.P.

https://en.wikipedia.org/wiki/S%C3%A9rgio_Mendes
Sergio Mendes (Wikipedia)

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1989~

2024-09-07 20:15:22 | 懐かし洋楽
今回は、1989年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Eddie Murphyの
"Put Your Mouth On Me"です。
(Pop #27 R&B #2)



同年リリースの、歌手としては、
2枚目のアルバムだった、
"So Happy"からの1stカットでしたね。

Eddieさんも曲作りに参加した、
こちらのナンバーは、
Narada Michael Waldenが、
作プロデュースしていて、
Hot100での最高位は、
27位に止まったものの、
R&Bチャートでは、2位と、
85年に大ヒットした、
”Party All The Time”の、
8位を上回る成績だったんですねぇ。

"Party All The Time"を収録した、
最初のアルバム
"How Could It Be?"では、
同曲をプロデュースした、Rick Jamesと、
別曲でのStevie Wonderの参加が、
話題になっておりましたが、
"So Happy"のほうでも、
Naradaの他にも、Nile Rodgersや、
CameoのLarry Blackmonが
手掛けた曲が入っておりますので、
聴きそびれてたよ、という方は、
見かけたら、手に取ってみてくださいませ。

Eddieさん、『ビバリーヒルズ・コップ
/アクセル・フォーリー』に続く
俳優としてのお仕事は、
少しお休みみたいで、
次は、再来年に公開予定だという、
『シュレック』の新作の、
声優としての仕事になるみたいですね。

1989年9月2日付けのビルボードHot100です。

1位は、昨日も話題にしました、
あのシンガーの、あの名曲です。

<1989年9月2日、何があったか?>

人気シリーズの8作目、
『13日の金曜日 PART8
ジェイソンN.Y.へ』
が、日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/45439/
『13日の金曜日 PART8
ジェイソンN.Y.へ』
(映画.com)

※次回は、天国へ行ってしまった
アーティスト、93人目です。