Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

voice

2009-10-20 00:27:21 | 日記
人はそれぞれ、自分の「声」を持っている。

良くも悪くも、その「声」と付き合って行かなければならない。


喋るだけならそこまで問題は無いかもしれないが、コレが「歌う」となると非常に曲の善し悪しを

左右するものになってしまう。



前のバンドの頃、自分の意志とは裏腹にVocalをすることとなった。

歌を歌う事自体は苦手ではないが、味わい深く歌えるかと言うと、それはとても難しく

かなり深みへとはまってしまった。

正直「歌う」という行為がストレスにさえなってしまった。



そんな折、神戸のチキンジョージで「Asylum street Spankers」のライブを見た。

PAを一切使わない、まさに「生音」の演奏。

ボーカルも曲ごとにめまぐるしく変わるが、その誰もの声がやけに胸につきささった。

その理由は、まさに彼らが、裸の音を伝えるべく、心の底から「音」を楽しんでいたからである。



一番大切なことは「音を楽しむ」ことで、

考えてみればいまいちしっくりこないギターでも楽しく演奏すれば気分はいい。

「歌」も同様で、いまいちしっくりこない声でも楽しく歌えば気分はいい。



持って生まれた自分の「声」を生かすためには、楽しむことが何よりだと思う。



「Asylum street Spankers」のライブで唯一の不満は、大好きなクラリネット奏者の

「Stanley Smith」が体調不良で来日出来なかった事。

あのとき彼の歌声を、PAを通さない「生音」で是非聞いて見たかった。

そうしたら、さらに歌う事を楽しめたと思う。



今宵もstanleyの名盤「in the land of dream」がスピーカーから語りかける。

「歌を、音を楽しめ」と。
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