Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

ヒゲ

2009-11-15 00:02:46 | 日記
ある時期からあご髭を伸ばし始めた。


もともと童顔であったのと

今の仕事柄何か特徴が必要なこともあり

気づけば6年の歳月が過ぎたことになる。



「髭」というと子供の頃は大人の象徴のようなものであった。

シャンプーをしては白い泡を口の周りやあごの辺りにつけては

ふざけつつも背伸びをした気持ちになっていたものだ。



結局大人になっても、「より大人ぶる」ために髭を生やしているわけで

いつまでたっても大人にはなれていないのである。



音楽も少し大人ぶって高校生や大学生の頃に

AORなるジャンルの音楽を聞いていた。



つまり大人になりきれていない僕が聞いていたわけで

当然上っ面の大人っぽさだけを味わっただけで

あまり聞きこまれる事はなかった。



時は流れ三十路に入った頃

やっと時は訪れた。




Nick Decaroの「Italian Graffiti」




きっかけはDan Hicksにはまっていた時期で

「Canned Music」のカバーが収録されていること

プロデューサーがトミーリピューマであること

から自然とレコード屋でこの1枚に手が伸びた。



1曲目の「Under the Jamaica Moon」


2曲目の「Happier than th Morning Sun」



月夜が明け、明るい太陽に包み込まれるようにAORの世界へと

入っていくことが出来た。

一つ大人の階段をのぼった。




このアルバムのジャケットを手にすると

「ヒゲとメガネ」が

未だに大人になりきれていない僕を

やさしく手招きをしてくれているような気がしてならない。
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