Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

5時間目

2010-08-12 00:15:00 | 日記
吸引の薬の効果絶大で久々に安眠の出来た昨夜。


今日は早朝から実に15年ぶりくらいに「プール」へと出掛けた。

僕らが10代、20代の頃通っていた大人用のプールは取り壊されたようで

ほぼ小学生低学年以下のファミリー向けのプールへと様を替えていた。


正直な所あまり気乗りはしていなかった訳であるが

台風4号の影響からか、夏の焼けつくような日差しも殆どなく

終始過ごしやすい状況であった。



Marcos Valleの「Previsao Do Tempo」(1973)


01. Flamengo Ate Morrer
02. Nem Paleto Nem Gravata
03. Tira A Mao
04. Mentira
05. Previsao Do Tempo
06. Mais Do Que Vaisa
07. Os Ossos Do Barao
08. Nao Tem Nada Nao
09. Nao Tem Nada Nao
10. Samba Fatal
11. Tiu Ba La Quieba
12. De Repente Moca Flor



日本語に訳すと「天気予報」となる彼の10枚目アルバム。

Azymuthを従えての非常に完成度の高い「音響」に満ち溢れたサウンド。

ブラジル音楽を遥かに飛び越えた極上の音楽が聴ける贅沢な一枚である。


リオの人気サッカー・チーム、フラメンゴへの愛情を歌った「Flamengo Ate Morrer」

良質なメロディは一度耳にすると忘れることは無い。


歯切れの良い軽快なサウンドと良い意味での脱力感のある歌いっぷりが

妙にマッチしている「Nem Paleto, Nem Gravata」


イントロから炸裂するスペーシーなうねるシンセが耳にこびりつく「Tira a Mao」


キング・オブ・ブラジリアンファンクの称号を与えるに値する「Mentira」


スペーシーでありながらフォーキーさも兼ね備えた「Mais Do Que Valsa」

「ワルツ以上に」という邦題に、大きく頷けるナンバー。


Joao Donato、Eumir Deodatoとの共作による「Nao Tem Nada Nao」

最強の3人の英知が織り込まれた本作のメロウサイドを代表する一曲。


夏の通り雨のような一服の清涼感を感じさせる「Tiu-Ba-La-Quieba」



全編を通して、決して複雑な曲構成では無いのに

何十構造にも感じさせる奥の深いサウンド。

「流水」プールのごとく一度身を任せればエンドレスな

心地よさへと誘われるMarcosの世界。



帰宅後誰よりも先に昼寝についたのは僕。

午前中プールがあった日の「5時間目の居眠りの心地よさ」を

何十年ぶりかに思い出した一日であった。
コメント
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