徒然小夜

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どうしてこんなに悲しいんだろう  youtube

2023-12-01 17:08:22 | 音楽
1,307,482 回視聴 2022/07/30 #伊藤沙莉 #どうしてこんなに悲しいんだろう
1971年11月20日にリリースした2ndオリジナル・アルバム『人間なんて』のB面の1曲目に収録されている。
当時吉田拓郎は高円寺の妙法寺横のアパートに住んでいて、
新宿で飲んで帰って、ジェームス・ブラウンのバラードを聴いていたら、
妙にしんみりした夜で、無性に染み入る曲を書きたくなってギターを手に取ったら、
その頃ハマっていたコード進行で一気に書けたという。
1976年のアルバム『明日に向かって走れ』にリメイクバージョンが収録されている。こちらの編曲は松任谷正隆。
作詞・作曲:吉田拓郎(当時はよしだたくろう)
アレンジ:加藤和彦

このアルバムの中の『結婚しようよ』が大ヒット。
これによって、いわゆる関西フォークを中心としたアングラ的な反体制フォークから、
フォーク・ミュージックという分野が確立して、
やがてニューミュージックへと移っていく過渡期だった。
泉谷しげる、井上陽水、かぐや姫などが売れ出してきた時代だ。

 悲しいだろう みんな同じさ 同じ夜をむかえてる
 風の中を 一人歩けば 枯葉が肩で ささやくョ

冒頭のこの歌詞で、「みんな同じなのか、」とちょっと安心させてくれる。
天下の拓郎でも悲しいときはあるし、
当時の初期の拓郎の「音楽で飯を食う」という覚悟の名の下に
上京したての頃の孤独さに比べれば、
自分が感じる孤独なんて大したことないだろうと思える。

 人の心は 暖かいのさ 明日はもう一度 ふれたいな
 一人ごとです 気にとめないで ときにはこんなに思うけど
 明日になると いつもの様に 心を閉ざしている僕サ

ここで「人の心は暖かい」と言っている。
そして明日もまた人の暖かい心に触れたい
(慰められたい、優しくされたい、癒されたい)と言っている。
きっと人間の本音がここで出たのかもしれない。
最後に「明日になるといつもの様に心を閉ざす」とある。
きっとこんな感情は日常茶飯事で毎回本音を押し殺して、
心を閉ざしていたのかもしれない。

強いからこそ自分の弱さを知っているのかもしれない。

それでも僕は一人を選んでしまう。
生きていくって、「どうしてこんなに悲しいんだろう」。
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