戦後まもない日本はアメリカは「とても及ばぬ超先進国」とする気分に包まれていた。
「気分」に過ぎないとはいえ、多くの人間は論理や事実よりも気分で動くからこそ、
ヒットラーは台頭しえたし、ファシズムの再来も案外かんたんなのであろう。
これは現代の日本でも言えることではないか。
特に大阪においては、維新の何となく何かをやってくれそうな気分であれほど支持されているのだろう。
今の日本の閉塞状況が維新にとっては向かい風となっていて、
現状打破してくれそうな雰囲気を醸し出して
(雰囲気だけで実際には現状はいい方向には向かっていないのだけれど)
なんとなくことは進んでいるように思う。
万博、カジノにしても現状は悲惨なものなのに、
それを食い止めようとする圧倒的な力にはなりえていない。
また、維新は阪神タイガースと同じであるという説もある。
要するに 大阪維新の会 の名称の中に 「大阪」が入っているので、
地元の政党なのだから応援しないと、と思ってしまうという説だ。
これは結構説得力のある論説に思う。バカだ。
だって、万博はカジノの為に無理やりやる(インフラ整備のため)のであり、
経済効果といっても、それは一部の業者が大儲けをするだけで、
一般府民にはどれほどの経済的な恩恵があるのかは怪しいように思うからだ。