徒然小夜

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反対給付 倫理学 2023.6.12

2023-06-12 09:04:54 | 読んだ本の書評
書籍 「日本では教えないたいせつなこと」
 日本では「悪いことをするな」としか教えないため、罪ある傍観者を生み出す。
「いいことしなさい」とは教えない。
お寺や神社で拝む時、お願いごとをする。
要するに、祈るのはそれで自分に見返りを期待しているのだ。
これが「反対給付」 仏教の教えらしい。
一方、キリスト教においては「博愛」ということを教えられる。
簡単に言えば、無償の愛、見返りを期待しない行為を教える。
ボランティア活動も本来は見返りを期待しない行動であるべきだが、
学校でボランティア活動をすると、
点数になるなどという仕組みはそもそもおかしい。
たった一人では何もできない若者は実は大変な弱虫で
屯することによって付和雷同の心理状態となり、
凶暴化するわけです。
日本人は誰かが自分のそばにいれば安心できるといった性癖を持っている国民だと言えます。
言葉を換えて言えば、自分に確固とした意志、信念がない国民だとみなしてよいでしょう。
大学教授の前で、会社の上司の前で、官庁の上役の前で、自分の意見を言おうものなら、
変人扱いされるか、はたまた頑固な人間とみなされ、周囲から敬遠されるのがおちですから。
日本の教育の場では受験の努力と協力は教師がやってくれますが、
人間性を作り上げる教育、つまり生徒が自立するための手助けやアドバイス、
方策などは何ら講じては来ませんでした。
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