12月30日から1月8日まで家族でミュンヘン~ウィーン~ザルツブルク~ミュンヘンの旅に行ってきました。
他にもヨーロッパで訪問していない国はたくさんあるのに、なぜオーストリアなのか?
娘の希望です。娘の最大の目的地はプラハだったようで、その足でウィーン、ザルツブルクを加えたということです。
僕は都合で後発になり、プラハはカットしてウィーンで合流することに。
音楽好きの僕としてはウィーンは選択肢としてはありかな。
そして、一般的にはウィーンと言えば、モーツアルト、ヨハンシュトラウス二世がメインみたいですが、
僕にとってはベートーベンのハイリゲンシュタットが一番の目的地になります。
もう一つは美術史博物館のフェルメールが最大の目的です。世界に数十しかないというフェルメールを見られるなんて。
旅を終えた感想としては、世界史で勉強した中世から近世にかけてのヨーロッパを直に感じることができたという新しい体験。
キリスト教の文化がこれほどまで浸透していたのだということです。街の至る所にある大聖堂、教会、それも圧倒されるような
巨大な建築物、装飾。荘厳な雰囲気。スペインでも感じていましたが、
スペインは地理的条件でアフリカからのイスラム教の侵略とでもいうべき事態を経験していますが、
中部ヨーロッパはそういった影響もなく、キリスト教文化が浸透していたのだということを実感しました。
特にハプスブルク家の強大な権力とでもいうべき支配の時代。宮殿。そして宮殿を利用した美術品の数々。
でも、僕が一番印象深く感じたのは、やはりベートーベン関連です。ウィーン市内で60回以上の引っ越しをしたという
ベートーベンですが、最も有名なのはハイリゲンシュタットでしょう。「ハイリゲンシュタットの遺書」でも有名ですよね。
そして、足繁く通ったという散歩道も残っていました。ここは観光客もほとんどなく、静かな散歩ができました。
見かけたのは数名、それも日本人。なぜ日本人がここに来るのでしょう。
散歩道を抜けた所にあるベートーベン博物館。ここにハイリゲンシュタットの遺書のレプリカも置いてありました。
ベートーベンが歩いたという森を自分の足で歩けたというのが感動でした。
また、第九に参加したいという気持ちが一層高まりました。