石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(2月19日)

2021-02-19 | 今日のニュース

(参考)原油価格チャート:https://www.dailyfx.com/crude-oil

(石油関連ニュース)

・クウェイト、本年の日印向け出荷を9カ月に短縮。新製油所稼働開始のため

・OPEC+危機説はくだらない:サウジ石油相、OPEC, IEA合同フォーラムで

 

(中東関連ニュース)

・バイデン大統領、就任1カ月でイスラエル首相と初会談、中東首脳では最初

・ハリリ・ヨルダン首相(指名)、カタール訪問。タミム首長と意見交換

・クウェイト、議会開催を1カ月延期。組閣難航が理由か

・ロシアがイスラエルとシリアの捕虜交換を仲介

・ロシア、エジプト・シナイ半島保養地への直行便を5年ぶりに再開

・サウジの出前サービス業、昨年5.1億ドル規模に、2業者新たに参入

 

 

 

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5社中3社が200億ドル強の巨額損失を計上:五大国際石油企業2020年度業績速報シリーズ(5)

2021-02-19 | 海外・国内石油企業の業績
  1. 5社の2020年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)業績概要(続き)

以下の各表参照。

表A:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20A.pdf (利益、売上、設備投資)

表B:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20Bpdf (キャッシュフロー)

表C:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20Cpdf (石油・ガス生産量)

 

5.Chevron

*同社ホームページ:

https://www.chevron.com/stories/chevron-announces-fourth-quarter-2020-results

 

(1)売上高

 Chevronの2020年10-12月の売上高は248億ドルであり、また通年売上高は945億ドルであった。前年同期比ではそれぞれ▲28%及び▲33%の減収である。

 

(2)利益

 10-12月期は▲7億ドルの赤字、通年も▲55億ドルの損失であった。上流部門は前期26億ドルの利益に対し今期は▲24億ドルの損失を計上した。下流部門はわずかながらも(5千万ドル)利益を確保している。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)

 

(3)売上高利益率

 通年ベースの売上高利益率は、▲6%であった。

 

(4)設備・探鉱投資

 2020年の年間の設備・探鉱投資額は135億ドルであり、これは2019年比で▲36%減である。

 

(5)キャッシュフロー

Chevronの2020年の年間営業キャッシュフローは106億ドルであった。これに対して投資キャッシュフロー及び財務キャッシュフローはそれぞれ▲70億ドル、37億ドルであった。(なお年末のキャッシュフロー残高は開示されていない。)

 

(6)石油・ガス生産量

 昨年のChevronの石油生産量は日量平均1,868千B/Dであり、前年横ばいであった。天然ガスは日量平均7,290mmcfdで前年比微増である。

 石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で3,083千B/Dとなり、2019年比では1%増である。

 

 (続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行

 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

        Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

        E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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