- 5社の2020年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)業績概要(続き)
以下の各表参照。
表A:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20A.pdf (利益、売上、設備投資)
表B:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20Bpdf (キャッシュフロー)
表C:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20Cpdf (石油・ガス生産量)
4.Total
*同社ホームページ:
https://www.total.com/media/news/press-releases/Results-2020-and-TotalEnergies
(1)売上高
Totalの2020年10-12月の売上高は379億ドルであり、また通年売上高は1,407億ドルであった。前年同期比では10-12月期は▲23%、通年ベースでは▲30%の減収である。
(2)利益
10-12月期は9億ドルの利益、通年では▲72億ドルの損失であった。通年損益のうち上流部門の利益は24億ドルで前年に比し▲69%減、下流部門は10億ドルの利益で前年を▲65%下回った。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)
(3)売上高利益率
通年ベースの売上高損失率は▲5%であり、前年の6%から大幅に落ち込んだ。
(4)設備・探鉱投資
2020年の年間の設備・探鉱投資額は130億ドルであり、これは2019年を26%下回っている。
(5)キャッシュフロー
Totalの2020年の年間営業キャッシュフローは148億ドルであった。これに対して投資キャッシュフロー及び財務キャッシュフローはそれぞれ▲131億ドル、14億ドルであった。この結果同社の2020年末のキャッシュフロー残高は313億ドルとなっている。
(6)石油・ガス生産量
昨年のTotalの石油生産量は日量平均1,543千B/Dであり、前年(2019年)比▲8%減であった。天然ガスも前年比2%減の日量平均7,246mmcfdである。
石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で2,871千B/Dとなり、2019年比▲5%減である。
(続く)
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前田 高行0
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