(注)本シリーズは「マイライブラリー(前田高行論稿集)」で一括してご覧いただけます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/3632asdm/0325BpOilGas2014.pdf
(米国は石油も天然ガスも世界一の消費国。一国で世界の5分の1を消費!)
(2)2013年の石油と天然ガスの国別消費量
(表http://members3.jcom.home.ne.jp/maedaa/3-3-T01.pdf 参照)
消費量を国別に見ると、世界で石油と天然ガスの合計消費量が最も多いのは米国である。同国の消費量は石油換算で3,160万B/D、実に世界の5分の1強の石油と天然ガスを消費しているのである。米国は2位中国の2.3倍を消費しており米国が如何にエネルギーを大量消費しているかが解る。
米国に次いで消費量が多いのは中国の1,354万B/D(石油換算)である。同国は石油の消費量は世界2位(1,076万B/D)、天然ガスは世界4位(石油換算279万B/D)であり、天然ガスの消費量は石油の4分の1弱である。第3位はロシアの1,044万B/Dで以上3カ国が石油と天然ガスの合計消費量が1千万B/Dを超えている。日本は第4位で合計消費量は657万B/D、内訳は石油455万B/D、天然ガス1,169億㎥(石油換算201万B/D)である。日中両国を比較すると、石油消費量は中国が日本の2.4倍、天然ガスは1.4倍であり、それぞれの国における石油と天然ガスの構成比は日本が69%(石油)対31%(天然ガス)、中国は79%対21%となっており、日本は天然ガスの構成比率が高い。
5位以下10位までは、サウジアラビア(合計消費量485万B/D、石油63%、天然ガス37%)、イラン(同480万B/D、42%、58%)、インド(同461万B/D、81%、19%)、カナダ(同417万B/D、57%、43%)、ドイツ(同382万B/D、62%、38%)、ブラジル(同362万B/D、82%、18%)と続いている。
(続く)
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