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石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

今週の各社プレスリリースから(4/13-4/19)

2025-04-19 | 今日のニュース
4/15    TotalEnergies    
Liquefied Natural Gas: TotalEnergies will supply 400,000 Tons of LNG per year for 15 years in the Dominican Republic    
https://totalenergies.com/news/press-releases/liquefied-natural-gas-totalenergies-will-supply-400000-tons-lng-year-15-years

4/15 TotalEnergies 
Liquefied Natural Gas: TotalEnergies to offtake 1.5 Mtpa of LNG from the future Train 4 of Rio Grande LNG Facility 
https://totalenergies.com/news/press-releases/liquefied-natural-gas-totalenergies-offtake-15-mtpa-lng-future-train-4-rio

4/16 OPEC 
OPEC Secretariat receives updated compensation plans from Saudi Arabia, Russia, Iraq, the United Arab Emirates, Kuwait, Kazakhstan, and Oman 
https://www.opec.org/pr-detail/561-16-april-2025.html

4/17 INPEX 
ボナパルトCCS共同事業開発に向けた概念設計(Pre-FEED)開始について 
https://www.inpex.com/news/2025/20250417.html

4/17 bp 
bp completes loading of first cargo from Greater Tortue Ahmeyim LNG project 
https://www.bp.com/en/global/corporate/news-and-insights/press-releases/bp-completes-loading-first-cargo-from-greater-tortue-ahmeyim-lng-project.html


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中東とエネルギーのニュース(4月18日)

2025-04-18 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil
(中東関連ニュース)






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(SF小説) ナクバの東(96)

2025-04-17 | 荒葉一也SF小説

Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」(93)

第33章 虚空に消えた「ダビデの星」(1)空中給油を強要される三番機(3/4)
 

米戦闘機の後に従いつつ揺れ動く心に気を取られていた『アブダラー』は我に返り窓外を見た。黒い巨体が頭上に迫っていた。

先導役の米戦闘機が並走態勢に戻り、給油機が覆いかぶさるように彼の戦闘機の上にせり出し、腹部から給油パイプを空中に伸ばし始めた。

「本給油機は我が国がイスラエル空軍に売却したものと同じ型式だ。従って通常の訓練の要領で給油を受けよ。」

(続く)


荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)
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中東とエネルギーのニュース(4月16日)

2025-04-16 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil
(中東関連ニュース)




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(SF小説) ナクバの東(95)

2025-04-15 | 荒葉一也SF小説

Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」(92)

第33章 虚空に消えた「ダビデの星」(1)空中給油を強要される三番機(2/4)
 

米軍機のパイロットが『マフィア』の時と同じように『アブダラー』機の下に回り込み、装備を確かめた。パイロットは左翼と胴体部分にそれぞれ1発づつのミサイルが装着されたままであることを目視するとそのことを直ちに基地に報告した。基地に緊張が走った。

「右上方を見よ!」
『アブダラー』の耳に米機のパイロットの声が飛び込んできた。

「これから給油機により貴機に空中給油を行う。」

(続く)


荒葉一也
(From an ordinary citizen in the cloud)
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中東とエネルギーのニュース(4月14日)

2025-04-14 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

(中東関連ニュース)






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現地記事転載(2件):「イラン核開発問題でリビアモデルを狙うイスラエルと反論するイラン」(その3完)

2025-04-14 | 今日のニュース
(原題) Why the ‘Libyan model’ is not reproducible for Iran
2025/4/8 Tehran Times(続き)

 

ここで、安全保障と戦略に関する文献における重要な概念、「リビア症候群」に言及する必要がある。この概念を理解しなければ、リビアモデルの分析は不完全かつ不正確なものとなるだろう。

リビア症候群:イランの戦略的記憶への教訓
「リビア症候群」とは、抑止力を放棄した国々がリビアと同じ運命を辿るのではないかという恐怖を指す。西側諸国の約束に対するいかなる譲歩も、国家にとって存亡に関わる代償となり得ることを、常に思い起こさせるものだ。リビア症候群はイランだけでなく、北朝鮮のような国々にも蔓延しており、彼らはカダフィ大佐の運命を、軍縮に関する西側諸国の約束を決して信じてはならないという教訓と捉えている。

戦略的な観点から見ると、リビアの経験はイラン・イスラム共和国にとって深刻な警告であり、国家権力の一部を放棄することは大きな代償を伴う可能性があることを示している。したがって、イランはこのような経験を防ぐために、積極的かつ多層的で知的なアプローチを採用する必要がある。このアプローチは、抑止力の維持だけでなく、ナラティブ戦争への対応と国内の結束強化にも重点を置くべきである。

この道の第一歩は、西側諸国による裏切りというナラティブを強固なものにすることである。このナラティブは国内にとどまるべきではなく、ドキュメンタリー、テレビ番組、芸術作品、学術分析といった手段を通じて、世界中の人々に発信されなければならない。そうすることで、リビアモデルの欺瞞的性質を各国の集合的記憶に定着させるのである。

第二に、イランの抑止力を示すことが極めて重要である。イランの防衛力、ミサイル能力、そして地域的能力は、バランスの取れた、かつ意図的な方法で誇示されるべきである。力の誇示は、侵略的なものではなく、効果的な抑止力、安全保障、そして予防力を示すものでなければならない。

第三に、抵抗軸における地域的な結びつきと結束を強化することが必須条件である。イスラエル政権と米国の介入に対する抵抗軸のアクター間の協力と連携が強まるほど、イランを脅かすコストは高まり、敵対勢力が危険な冒険に乗り出すことを思いとどまらせることができる。

第四に、知識人エリート、メディア専門家による、リビアモデルに対するカウンターナラティブ(対抗論説)の積極的な展開が必要である。

最後に、内部の結束を強化し、国力を強化することが、外的脅威を克服する鍵となる。社会参加を促進し、エリート層間の結束を深め、若い世代を信頼し、国内の能力に頼ることで、国力の柱となる内部の柱を強化することができる。それは、いかなる外的嵐にも耐え、リビアモデルのようなプロジェクトから国を守る柱となる。

未来への歴史的警告:イランはリビアモデルを超えている
リビアモデルはイラン・イスラム共和国にとっての歴史的警告である。賢明なリーダーシップ、強固な体制、効果的な抑止力、抵抗の歴史、そして卓越した地政学的地位を有するイランは、根本的にリビアとは比較にならない。ネタニヤフ首相がこのモデルに言及したのは、イランを心理的にも戦略的にも弱体化させ、独立勢力を封じ込めるという失敗した計画を繰り返す試みである。但し現実には、今日のイランは2003年のリビアと同じ状況にはない。

この分析は、イランが内外の課題に取り組む上での指針となり、誤った外交政策実験の罠に陥ることを防ぐのに役立つはずだ。イランは今こそ、外的圧力に毅然とした姿勢を示し、国際舞台における自らの地位を確固たるものにすべき時である。

以上

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現地記事転載(2件):「イラン核開発問題でリビアモデルを狙うイスラエルと反論するイラン」(その2)

2025-04-13 | 現地紙記事転載
(原題) Why the ‘Libyan model’ is not reproducible for Iran
2025/4/8 Tehran Times(続き)

 

イランとリビア:構造的および戦略的相違点
イラン・イスラム共和国は、複数の強靭な制度からなるシステムを基盤としており、アヤトラ・ハメネイ師の指導の下、外部からの脅威への対応において比類のない結束力を維持している。これに対して、リビアの政治体制には効果的で独立した制度が欠如しており、カダフィの個人的な権力と部族間の連合に依存していた。この構造的に脆弱なシステムが、カダフィ政権打倒後のリビア崩壊を招いた。

イランとリビアのこの構造的・戦略的な違いは、外部からの脅威に立ち向かうイラン政府の強さを強調するだけでなく、困難な政治情勢下においても機関と社会運営の独立性を維持する必要性を浮き彫りにしている。イランは、国内の結束を維持し、脅威に対処してきた豊富な歴史的経験と実地経験を有しており、リビアを悩ませた構造的な弱点の影響を受けない。

さらに、イランは、強制的な戦争から経済力を弱体化させる制裁に至るまで、様々な圧力に対し抵抗し、断固たる姿勢を貫いてきた豊かな歴史を有しています。これらすべての事例において、イランは屈服する代わりに「積極的抵抗」モデルを追求した。これは、国際原子力機関(IAEA)の監視下で核開発計画を維持すること、西アジアにおける効果的な地域プレゼンスを維持すること、そして包括的共同行動計画(JCPOA)の下で西側諸国と強力な立場で交渉を行うことに反映されている。

イランの地政学的立場と地域的影響力は、リビアのそれとは全く異なる。イランは、地域的にも世界的にも影響力のあるアクターであり、西アジアにおける抵抗の枢軸から大国との交流に至るまで、積極的な役割を果たしている。この戦略的奥深さは、多層的かつ複雑な抑止力を有している。

一方、カダフィ政権下のリビアは、豊富なエネルギー資源と北アフリカにおける重要な地理的位置を有する国と見られていたが、地域的および国際的なプレゼンスは弱体であった。カダフィは特定の地域的および世界的情勢において役割を果たそうとしたが、内的制約と戦略的パートナーシップの欠如により、国際的にも地域的にも持続可能な影響力を確立することができなかった。さらに、NATOによる軍事介入を通じた西側諸国のリビアへの関与は、抑止力の喪失につながり、不安定化をもたらした。

このように地政学的立場と地域的影響力でイランとリビアを大きく異なっている。イランは、その戦略的深遠さと自国の力によって、リビアの状況とは比較にならないほど複雑かつ効果的な抑止力を有している。

外国製の軍事装備に依存し、戦略的防衛の深遠さを欠いていたリビアとは異なり、イランは独自の防衛能力を構築してきた。その防衛基盤は、国内産業、熟練した人材、そして高度な技術からなる複雑なネットワークに基づいている。

イランの西側諸国に対する不信感は、歴史的経験に深く根ざしている。西側諸国との合意後にカダフィが失脚したことは、革命指導者が米国と西側諸国の信頼性の低さについて繰り返し警告していたことを如実に物語る好例である。イランが西側諸国と対峙してきた歴史的経験、すなわち、強制的な戦争、長期制裁、そして包括的共同行動計画(JCPOA)などは、西側諸国、特に米国がイランに対して一貫して裏取引と欺瞞的な政策をとってきたという現実を裏付けている。

米国との武装解除と交渉に同意した後、カダフィが失脚したことは、イラン・イスラム共和国の西側諸国への不信感の正しさを如実に物語る。2003年に武器を廃棄し米国と交渉することに同意したカダフィは、最終的に外交目標を達成できず、NATOと西側諸国の軍事介入の圧力を受け、数年後に暗殺された。この出来事はイランの戦略的記憶に刻まれた生きた事例であり、特に軍事・安全保障問題における西側諸国へのいかなる信頼も、取り返しのつかない破滅につながる可能性があることを示している。

イランとリビアの最も顕著な違いの一つは、体制の真の支えとして国民が存在していることである。統治への国民の意義ある参加が欠如していたカダフィ時代のリビアとは異なり、イラン・イスラム共和国は国民から確固たる支持を得ており、選挙、集会、外圧への抵抗といった歴史的に重要な局面において、国民は中心的な役割を果たしてきた。

(続く)
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(SF小説) ナクバの東(94)

2025-04-12 | 荒葉一也SF小説

Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」(91)

第33章 虚空に消えた「ダビデの星」(1)空中給油を強要される三番機(1/4)
 

三機編隊の後方に米軍の戦闘機が近づきつつあった時、『アブダラー』は他の二人のパイロットと同様米軍の救援により「地上」に舞い戻れるという安心感が高まった。彼は自分自身に言い聞かせた。

<落ち着け!米軍に従えば無事に帰還できる>と。

しかしその一方、他の二人とは異なり彼だけは安心感と不安感が交錯する奇妙な感覚を覚え始めていた。その感覚は『マフィア』が隊列を離れ伴走の米軍機と共にアラビア半島方面に消えて行き、次は自分の番だと告げられた時、少し鋭さを増した。

(続く)


荒葉一也
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中東とエネルギーのニュース(4月11日)

2025-04-11 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil
(中東関連ニュース)


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