Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(229)菜々緒

2020-12-11 00:10:00 | コラム
88年10月28日生まれ・32歳。
大宮出身。

公式プロフィール

若槻千夏が稼ぎ頭として、ただひとり奮闘していたこともある事務所、プラチナムプロダクション。
ここで売れっ子となった菜々緒(ななお)さん、まだ知名度がなかったころに「かなり」「間近」で見ています。

MMA総合格闘技興行『戦極』の、ラウンドガールだったのですね。


センターの子につづく、二番人気だったかな。
しかしプロポーションはいちばんで、当時から、すげースタイルだなぁと見惚れていました。

172cmの長身、股下は85の完璧な9頭身ですよお父さん!!





きゃー、しびれる。

完璧なスタイルのひとって個人的に「大好き!」ってならないのですけど、菜々緒さんは別です。
たぶん顔が好きなのでしょうね、いいな~、1日だけでいいから付き合いたいです。

<経歴>

「プリンセスPINKYオーディション2009」準グランプリ。
「メイベリン ニューヨーク presents 第7回ミス東京ガールズコレクション 」グランプリ。
「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー」受賞。
9代目「三愛水着イメージガール」。
雑誌『non-no』の元専属モデル
雑誌『GINGER』専属モデル。

・・・などなど、肩書きすげー! 状態になってます。

芸能界入りのきっかけは、蛯原友里に憧れ高校1年生のときに「ミスセブンティーン」の選抜オーディションに応募したことによる。
最終選考で落選したものの、高校卒業後にレースクイーンを始め、ここから注目を浴びていくことに。

映画俳優デビュー作は、2014年の『白ゆき姫殺人事件』。

以降、映画でもテレビでも堂々の主演を張ることは滅多にないのですが、持っている強烈なイメージ(=悪女、クールビューティ)を武器に、印象的なキャラクターを好演していきます。

『神様はバリにいる』(2015)、『エイプリルフールズ』(2015)、『グラスホッパー』(2015)、『さらば あぶない刑事』(2016)、『オオカミ少女と黒王子』(2016)、
下品な世界観にさらりと身を投じ、過剰ないやらしさをなくしているところが鮮やかだった『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016)、
『銀魂』(2017)、『マスカレード・ホテル』(2019)・・・このあたりから「ほぼ固定化」されていた冷血キャラから脱し、役柄に幅が出るようになりました。

最新作は、本年公開の『ヲタクに恋は難しい』(2020)。

これ、正直いって本年のワースト作品です。
かなり期待していた作品だったのですが、菜々緒さん以外はよいところがありませんでした。

そうなんです、菜々緒さんだけはよかったのです。


あとは、彼女のよさを最大限に引き出してくれる監督に出会うことですよね。

黒沢清? あたりかなぁ。。。

あす、本年度最後のにっぽん女優列伝です。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(230)成海璃子』
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にっぽん女優列伝(228)名取裕子

2020-12-10 00:10:00 | コラム
57年8月18日生まれ・63歳。
横須賀出身。

公式サイト


名取裕子(なとり・ゆうこ)さん、いいですねぇ、好きです大好き。
若いころから色っぽかったですし、失礼な表現になるかも…ですが、いまでも充分に発情出来ますし。

映画よりも前に、『3年B組金八先生』(79~80、TBS)における美術教師・田沢悦子役で惚れました。

※ほら、トシちゃんも骨抜きさ~♪


そんな悦子先生が、映画の世界では大胆に脱いでくれると。

そりゃ、健全な性少年であれば憧れのひとになるでしょう当然。



<経歴>

青山学院大学・文学部日本文学科卒業。

大学在学中に「ミス・サラダガール・コンテスト」に応募、優勝(古手川祐子)こそ逃すものの、準優勝に選出される。

映画俳優デビュー作は、76年の三浦友和主演作『星と嵐』。

人気に火がつくのは、前述した『金八』で悦子先生を演じてから。
金八はてっきり、アマゾネスではなく悦子先生と一緒になると思っていたんですけどね~。。。


映画に話を戻しましょう。

『関白宣言』(79)、『ねずみ小僧怪盗伝』(84)、『彩り河』(84)。

84年―上村松園をモデルとした宮尾登美子の同名小説を映画化した『序の舞』に主演。

キャリアを賭けるような意気込みで臨んだ名取さんは、会見で「映画初出演」と発言、

記者「―『関白宣言』とかに出られていたじゃないですか」
名取「あんなのは映画と思いません。テレビドラマみたいなものです」

・・・と返したそうです。

かっけー! けど、関係者さん気の毒に、、、汗


『櫂』(85)、『夢千代日記』(85)、
とんねるずが主演、森田芳光が演出した奇妙だけど愛すべき映画『そろばんずく』(86)、
吉川晃司の相手役を務めた『テイク・イット・イージー』(86)、
『ドン松五郎の生活』(86)、『愛はクロスオーバー』(87)。

87年―吉原遊郭に生きるおんなたちを見つめた五社英雄の代表作『吉原炎上』に主演、女優陣たちの身体を張った大熱演により大ヒットを記録する。

名取さんも魅力的でしたが、自分は藤真利子にやられたクチですね。

日本にはないタイプのパニック物ゆえ期待していたけど肩透かしを喰らった『首都消失』(87)、
大林宣彦のなかではいちばん好きかもしれない『異人たちとの夏』(88)、
再び五社監督と組んだ『肉体の門』(88)、
『妖女の時代』(88)、『226』(89)、『右曲がりのダンディー』(89)、
人気漫画をフジテレビと香港のゴールデンハーベストが制作した『孔雀王 アシュラ伝説』(90)、
『女帝 春日局』(90)、『首領になった男』(91)、『ジェームス山の李蘭』(92)、『釣りバカ日誌7』(94)、

一般的な評価は低かったものの、この長大な小説を映画化しようとした野心を買いたい『マークスの山』(95)。




レギュラー出演していたドラマシリーズの映画版『必殺! 主水死す』(96)と『必殺! 三味線屋・勇次』(99)、
『しあわせ家族計画』(2000)、『ガラスの脳』(2000)、『クイール』(2004)、『自虐の詩』(2007)、『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(2014)。


21世紀に入って以降、映画とのかかわりは激減してしまいました。

また観たいですよ、名取姐さん・・・。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(229)菜々緒』
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にっぽん女優列伝(227)夏目雅子

2020-12-09 00:10:00 | コラム
57年12月17日生まれ・85年9月11日死去、享年27歳。
東京出身。

自分よりひとつ上の世代になると、夏目雅子(なつめ・まさこ)さんを大好きな男性は多いです。

個人的にいまひとつピンとこないのは、このひとの美しさや色気にドキッとするには、自分はまだ若過ぎた、、、ということなのでしょうね。



それでもやっぱり、いま生きていたとしたら、どんな女優さんになっていたのかな…と思うときがあります、さすがに若過ぎましたもんね、白血病というものを覚えたのは、このひとの死から、、、だったかもしれません。


※出演作では、これがいちばん好きです


<経歴>

東京女学館短期大学中退。
元旦那は、作家の伊集院静。

小学生のころから女優になりたいと夢を見るも、母親の猛反対を受け子役デビューは叶わず。

77年、カネボウ化粧品のキャンペーンガールになり大評判となる。
芸名の由来は、CMの商品が「夏」の「目」玉になることから。

映画俳優デビュー作は、77年の人気シリーズ『トラック野郎・男一匹桃次郎』。

文太兄ぃの相手役を可憐に務めました。

翌年、テレビドラマ『西遊記』(日本テレビ)で三蔵法師を演じて人気者に。
自分はまだガキンチョでしたので、夏目さんどうこうではなく、ゴダイゴの主題歌が格好いいな! なんて思ってました。

テレビドラマでもうひとつ挙げるとするならば、やはり『ザ・商社』(80、NHK)でしょうか。
ダジャレで有名な演出家・和田勉が本領発揮した佳作で、これは観ておいて損はないかと。

映画に話を戻します。

『二百三高地』(80)、
82年―『鬼龍院花子の生涯』に主演。

この手の映画なら任せろ!な五社英雄が監督、
事務所の大反対にも負けず代役なしのヌードを披露し大熱演、劇中の台詞「なめたらいかんぜよ!」も大流行しました。




『大日本帝国』(82)、『時代屋の女房』(83)、麻生太郎の母・麻生和子を好演した『小説吉田学校』、『南極物語』(83)、相米監督のクールな描写が冴える『魚影の群れ』(83)、『瀬戸内少年野球団』(84)などに出演、
たしかに夭折が悔やまれるキャリアですよね、大スクリーンに映える女優さんというか。


しかし。
85年2月、体調不良を訴え緊急入院。

急性骨髄性白血病と診断され、半年の闘病生活を送るも9月11日に力尽きて死去。

享年27歳、遺作は『北の螢』(84)のナレーションでした。


若い映画ファンには『鬼龍院花子の生涯』と『魚影の群れ』だけでも観てほしいですね、このひとのすごさが分かるのではないでしょうか。

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コスプレイヤーと騎手

2020-12-08 04:44:11 | コラム
注文したカレンダーが、ひとつとどく。

え?

うん、注文はひとつだけじゃないけど、それがなにか? ってなものでね。

まだ届いていないのは、騎手・藤田菜七子のもの。

こんな感じみたいです、はい。






で、届いたのはコスプレイヤー・火将ロシエルのもの。

コスプレイヤーと騎手って、我ながら守備範囲が広いよね。






来年度は、ネタが浮かばなかったら彼女たちの美しい姿をしばし拝んで、精神統一することにしようっと。。。



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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(227)夏目雅子』
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外国女優別キャリア10傑(51)マデリーン・ストウ

2020-12-07 00:10:00 | コラム
~マデリーン・ストウのキャリア10傑~

コスタリカと英国のハーフで、めちゃくちゃ美人。
なんとなく日本人好きのする顔立ちだから米国より日本での人気のほうが高かったかも。

62歳になった現在は「いじわるおばさん」みたいなキャラクターが多くなったけれど、美しさは健在です。


(1)『12モンキーズ』(95)

テリー・ギリアム×ブルース・ウィリス×ブラッド・ピットによるSFサスペンスの大作。

ストーは「巻き込まれ」キャラではあるものの、最後の最後、想像以上に重要なキャラクターだったことが分かる仕掛けになっている。




(2)『不法侵入』(92)

カート・ラッセルの美しき妻を演じ、映画ファンをメロメロにする。

だから、サイコ野郎レイ・リオッタの気持ちが分からないでもないんだよね笑笑




(3)『張り込み』(87)

リチャード・ドレイファス&エミリオ・エステベスの刑事が張り込みをする重要参考人を演じる。

そりゃ、こんなに美人だったら…って、こんなオチばっかでごめんなさい汗汗

でもほんとうに、ハッとするような美人なんだもの。


(4)『ショート・カッツ』(93)

ロバート・アルトマン後期の「大」傑作。

ストーが素晴らしいのは、まぁロザンナ・アークエットあたりもそうなのだけれど、なんてことないシーンで脱いでしまえる(脱いでくれる)ところ。


(5)『瞳が忘れない/ブリンク』(94)

盲目のヒロインを熱演。

誤解を恐れずに敢えてこういう表現をすれば、サスペンスと盲目って、すごい相性がいい。




(6)『リベンジ』(90)

ケビン・コスナーと濃厚なラブシーンを演じる。

演出はトニー・スコットなので粗い(荒い)ところもあるが、とにかくラブシーンを観よう。


(7)『ラスト・オブ・モヒカン』(92)

デイ=ルイス様が走りまくるのは、ストーのためなのである。

そこが感動的なんだよね、いやマジで愛だろ、愛。の世界観。




(8)『張り込みプラス』(93)

前作に比べるとパンチは弱いが、観て損はない続編にはなっているかと。


(9)『バッド・ガールズ』(94)

メアリー・スチュアート・マスターソン、アンディ・マクダウェル、ドリュー・バリモア共演、女性をメインにした異色の西部劇。

批評的には芳しくなかったが、ごった煮感が好きです。




(10)『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(99)

ジョン・トラボルタ共演、軍を背景にしたサスペンス。

トラボルタとの丁々発止のやりとりが見もので、このころまでは、ストーの映画は続々と日本に上陸していたのだけれどもな…。

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明日のコラムは・・・

『コスプレイヤーと騎手』
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