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シネマしりとり「薀蓄篇」(357)

2020-12-19 00:10:00 | コラム
あーとしあたーぎる「ど」→「ど」らえもん

いやー、ひどかった。

すでに充分に不評なので自分がどうこういう必要もないけれど、公開中のアニメーション『STAND BY ME ドラえもん2』が殺人級のひどさで、開いた口が塞がらなくなった。

山崎監督、こんなに節操のないひとだったっけ?

元々「その傾向」にはあったが、こっちの想像を「はるかに」超えてきていて吐き気さえ覚えた。

・・・ってなわけで、冬のアニメーション戦争は「鬼」の東映が完全勝利。

前作で味をしめて―ということなのかもしれないが、アレだって一部では不評だったもんね、フツーに昔ながらの映画版を展開していたほうがよかったんじゃないか。


ただ自分、じつは「映画版」の『ドラえもん』シリーズに明るくない。

かといって「東映まんがまつり」にも乗らなかった。
それより先に「映画そのもの」への興味を強く抱いてしまったため、そんなことより「スピルバーグを」「成龍を」と思ってしまっていたんだよね、

ガンダムとジブリには思い入れがあったものの、ドラえもんはあくまでも「テレビ番組」と捉えていて、映画版だからとワクワクするような思いを抱いたことがないのだった。

テレビ版はふつうに好きでしたよ、
いくつかのエピソードでは泣いたこともあるし、当然「ほしいもの」もあった。

暗記パンとか、ポータブル国会とかね。



映画版をひとつも観ていないわけじゃあない、
ジャイアンが「いいヤツ化」することも知っているし、そのスケール感はいかにも映画的で「絶対に」ということはなくてもテレビ放映していれば「とりあえず観ようか」という気持ちにはなった。

最も人気が高いのは第1作目となる『のび太の恐竜』(80)あたりかな、2006年のリメイク両方とも観たが、たしかに話がよく出来ていて面白い。

そして「併映」が話題になっていくのは、「ドラえもんズ」が登場する96年あたりからか。

99年―名作の誉れ高い『のび太の結婚前夜』が発表され、



つまり山崎監督はそういう「おいしいところ」だけを繋ぎ合わせて作品を組み立てていくことになる。

これは嫌われるでしょうね~。


「鬼」さんでも分かるとおり、そのひとの「映画初体験」がアニメーションになる可能性はひじょうに高い。

「泣かせる」ことなんて正直どうでもいい―というより、泣けなかったけど―から、これぞ映画だというインパクトを第一義にしてほしい。

少なくとも「鬼」さんにはそれがあったんだよ、たしかに。。。




あすのしりとりは・・・
どら「もん」→「もん」たーじゅ。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(358)』
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