Cape Fear、in JAPAN

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映画スタッフ別10傑(15)ロバート・リチャードソン

2021-05-23 00:10:00 | コラム
~ロバート・リチャードソンのキャリア10傑~

あらゆる映像技術にとてもうるさい感じがする(笑)オリバー・ストーンに見いだされてデビュー、
これまでにオスカー3回受賞、QTからの熱烈なラブコールも受けつづける65歳のカメラマン。

カメラマンはもちろん、カメラを置いて撮影すればいいってわけじゃない。
現場によって異なるけれど、ライティングなども一任されている存在であって、だから映像に個性が出る。

修行も大事、しかし、なかなか鍛えられそうにない「センス」がいちばん大事ってことなのかな。


(1)『JFK』(91)

カラー、モノクロ、実際の8mm映像を組み合わせた大変な労作。

ある意味でストーンより、カメラマンと編集マンがいちばん偉いよ。




(2)『ヘイトフル・エイト』(2015)

希少となった65mmフィルムで撮られたQTの大作西部劇。

任せられるのは、リチャードソンしか居なかったのかもね。




(3)『カジノ』(95)

スコセッシに初起用された。

金の流れを追った長回しや、砂漠でのデ・ニーロとペシの対峙シーンなど、見るべきところ沢山。


(4)『7月4日に生まれて』(89)

これ!
中学生のころ、このショットに触れて、あぁこの撮影監督はたぶんすごいひとだ! と思った。




(5)『ヒューゴの不思議な発明』(2011)

スコセッシのキャリアで、おそらく唯一「家族連れ」で観ることの出来るファンタジー。

映像も柔らかめだが、なんといっても駅構内を縦横無尽に移動するカメラワークでしょう。




(6)『プラトーン』(86)

初期作品でこのクオリティだもの、やっぱりセンスが問われる職業だよな~。


(7)『ワールド・ウォーZ』(2013)

雪崩のように押し寄せるゾンビ、これ撮りたいがために創ったような映画だけど、たしかに壮観。


(8)『アビエイター』(2004)

偏執的な主人公なので、映像は、美しくはあるけれど、と同時に少し歪んでもいて。

スコセッシの要求は、ストーンと同じくらいかそれ以上だったのではないかな。


(9)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)

キラキラとした時代のハリウッドを活写。ひたすら楽しい。




(10)『シャッターアイランド』(2010)

暗めの映像が、この物語の雰囲気作りに貢献。
というか、この映像こそ主役、、、みたいなもの?


※リチャードソンの仕事をまとめた動画



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『金欠の場合の喫煙者は―』
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