Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(176)高峰三枝子

2020-04-10 00:10:00 | コラム
18年12月2日生まれ・90年5月27日死去、享年71歳。
東京出身。

高峰三枝子(たかみね・みえこ)さんといえば、やっぱりこれです。



山東昭子「シリコンを入れた年寄りの胸など見たくない」
高峰「胸が大きいのは家系。母も妹も大きい。シリコン入りだ、なんて冗談じゃない」

いいぞいいぞ、やれやれ!!

自分は「シリコンのなにが悪いのか」派なのですけど、高峰さんはそうではないようです。


「整形だから」「整形だし」みたいな誹謗中傷が大っ嫌いなものでして、だからどうしたって話なのです。

…あ、取り乱しましたごめんなさい。

<経歴>

「歌う映画女優」と評された名優。

高等女学校を卒業してすぐに松竹に入社、その年に『母を尋ねて』(36)で映画俳優デビューを飾る。

瞬く間に人気女優となり、
『金色夜叉』(37)、『婚約三羽烏』(37)、『浅草の灯』(37)、『荒城の月』(37)、『按摩と女』(38)、『純情二重奏』(39)、『暖流』(39)、『信子』(40)などに立て続けに出演。

映画のなかで口ずさんでみたら巧かった―ということから、レコードデビューにまで発展する。

※こちらは後年の歌唱です



『桜の国』(41)、個人的にはこれが代表作と思っている小津の『戸田家の兄妹』(41)、


『高原の月』(42)、『敵機空襲』(43)、
マキノ正博が監督した『グランドショウ』(46)、『待ちぼうけの女』(46)、『お夏清十郎』(46)、『今宵妻となりぬ』(47)、『今ひとたびの』(47)、『情炎』(47)、『花嫁選手』(48)、『受胎』(48)、『天の夕顔』(48)、『すいれん夫人とバラ娘』(48)、『嫉妬』(49)、『女の闘い』(49)、『悲歌』(49)、『別れのタンゴ』(49)、
『想い出のボレロ』(50)、『真珠夫人』 より「処女の巻」「人妻の巻」(50)、『情熱のルムバ』(50)、『悲歌』(51)、『自由学校』(51)、『舞姫』(51)、『治郎吉格子』(52)、『妻』(53)、『お祭り半次郎』(53)、『女の園』(54)、『丹下左膳 こけ猿の壺』(54)、『青春怪談』(55)、『柿の木のある家』(55)、

高峰秀子と共演、W高峰で臨み米ゴールデングローブ賞の外国語映画部門賞に輝いた『子供の眼』(56)、

マキノ雅弘がノリノリで演出した『浪人街』(57)、『挽歌』(57)、『点と線』(58)、『吹雪と共に消えゆきぬ』(59)、『炎の城』(60)。

『婚期』(61)、『好人好日』(61)、田中絹代が演出した『お吟さま』(62)、『光る海』(63)、鈴木清順の『悪太郎』(63)、『帰郷』(64)、『女たちの庭』(67)、『黒部の太陽』(68)、『二人の恋人』(69)。

68年からは『3時のあなた』(フジテレビ)の司会に挑戦、好評を得る。

『反逆の報酬』(73)、『あいつと私』(76)、『犬神家の一族』(76)、『憧憬』(77)、『女王蜂』(78)、『火の鳥』(78)、『真田幸村の謀略』(79)、
『天平の甍』(80)、『幸福号出帆』(80)、『父と子』(83)、『ふしぎな國 日本』(83)、『序の舞』(84)、『ラブ・ストーリーを君に』(88)、『226』(89)。

90年4月―脳梗塞で倒れ緊急入院、
一時は持ち直すも、すぐに容体が急変し5月27日に死去。
享年は71歳、遺作は90年の『花の季節』(90)でした。

合掌。
『戸田家の兄妹』を、再見したくなりました。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(177)多岐川裕美』
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画を観ようぜ | トップ | にっぽん女優列伝(177)... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山のさびしい~~~♪ (夢見)
2020-04-10 23:28:03
好きな歌です

若い頃は本当にお綺麗で

気品漂う美貌でした
返信する

コメントを投稿

コラム」カテゴリの最新記事