
第46位『アンダーグラウンド』
<95年、フランス・ドイツ・ハンガリー・ユーゴスラビア・ブルガリア映画 監督:エミール・クストリッツァ 出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー、ミリャナ・ヤコヴィッチ>
戦争が終わっても、また新たな戦争が始まっている。
しかし地下室で生活していた人々は同じ戦争がひたすらつづいていると思い込んでいて、それがさらなる混乱を生む。
ユーゴスラビアの激動の歴史を描いたパワフルなファンタジーであり、これでクストリッツァを知った映画ファンも多いはず。
濃密な絵作りと(半ばヤケクソな)ブラックジョーク、エロス、音楽に圧倒され、渋谷シネマライズを出た自分はそのままHMVでサントラを買って聴きまくったのだっけ。
映画を貫くのは怒りと、それに裏打ちされた批評精神。
クストリッツァがカメラを武器と捉えているのはオオシマと同じだろう、つらい現実を前に、せめてスクリーンのなかだけは甘美な夢の世界に浸らせてくれ―そんな痛切さも感じさせる、90年代を代表する怪作だと思う。
…………………………………………
新サイトはこちらから←
<95年、フランス・ドイツ・ハンガリー・ユーゴスラビア・ブルガリア映画 監督:エミール・クストリッツァ 出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー、ミリャナ・ヤコヴィッチ>
戦争が終わっても、また新たな戦争が始まっている。
しかし地下室で生活していた人々は同じ戦争がひたすらつづいていると思い込んでいて、それがさらなる混乱を生む。
ユーゴスラビアの激動の歴史を描いたパワフルなファンタジーであり、これでクストリッツァを知った映画ファンも多いはず。
濃密な絵作りと(半ばヤケクソな)ブラックジョーク、エロス、音楽に圧倒され、渋谷シネマライズを出た自分はそのままHMVでサントラを買って聴きまくったのだっけ。
映画を貫くのは怒りと、それに裏打ちされた批評精神。
クストリッツァがカメラを武器と捉えているのはオオシマと同じだろう、つらい現実を前に、せめてスクリーンのなかだけは甘美な夢の世界に浸らせてくれ―そんな痛切さも感じさせる、90年代を代表する怪作だと思う。
…………………………………………
新サイトはこちらから←
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます