Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(369)

2021-03-25 00:10:00 | コラム
い「し」→「し」んぶん

昔からの関係性ってものがあるということは理解しているんだけれども・・・

なによりも腹立つのが、

石原慎太郎もそうだったか、某麻生とかが新聞記者を蔑称的に「ブンヤ」というところなんだよね。

それを踏まえたうえで。
先日の「マスクいつまで?」的な投げかけも、ものすごいエラソーないいかただったでしょ。

あの時点で対等じゃないよ、オメーはどれほどのものだっていうんだ。

呆れつつ「それがあのひとだから」と笑う向きが多いのも知っている、
けれどもやっぱり、立ち位置の時点で間違っているような気がするんだよな~、立ち位置というか「ありかた」というものが。

いいよもう、べつに。
トシもトシだし、変わることがないのだろう、ああいうひとは。
きょうのテーマは政治ではなく、新聞のほうだし。

ただ政治と新聞が切っても切れない関係にあるのは事実。
出来れば良好な関係をつづけていきたいと思っているのは、記者よりも政治家のほうでしょう。

だから悪く書かれれば、態度だって変わっていくのかもしれない。


ところで。
紙が売れないってね。

いまに始まった話ではない、20年くらい前から購読者は減りつづけている。
とくに最近は、異常な速度で。

当然といえば当然なのかも。

自分は新聞奨学生だったという過去があるから取りつづけるけれど、読売の朝夕刊セットは4300円ですぞ。
これより安いネット料金のコースなんていくらでもあるし、ネットは「いま」を報じてくれるのに、新聞は「きのう起こったこと」が「あす届く」という覆しようのない欠点もあって。


それでも信用度でいったら、ネットより高かったりする。
「いま」報じられているもののなかには、誤報や意図的なウソも含まれているからか。

でも正直な話、一晩寝かせたところでウソは見破られなかったりする。

朝日の記者が起こしたサンゴ事件のようなことがあると、信用度が高いゆえに「裏切られ感」も強いのだよね。


理想は、以下の3つの映画に登場する新聞記者の姿かな、やっぱり。


『天国と地獄』(63)の、

記者A「しかしうまいね、まったく。空いた記事の穴埋めに、ナショナルシューズを叩こうっていうんでしょ」
戸倉警部「いや(笑う)」
記者B「しょうがない、派手に叩くか」



『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)の、

「わたしたちは、あきらめない」



そして『大統領の陰謀』(76)の、権威よ死ね!精神。





あすのしりとりは・・・
しん「ぶん」→「ぶん」げい。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(370)』
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1 コメント

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権力者の驕り (通りすがりの者)
2021-03-25 14:50:22
このシリーズは実に面白いですよ→ https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/174784/051000142/
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