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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

gooブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト101を完結させるぜ^^(56)

2025-07-08 00:10:00 | コラム
第56位『ピアノ・レッスン』

<93年、フランス・ニュージーランド・オーストラリア映画 監督:ジェーン・カンピオン 音楽:マイケル・ナイマン 出演:ホリー・ハンター、ハーベイ・カイテル、サム・ニール、アンナ・パキン>

スコットランドで暮らすエイダは少女のころ自分の意思で話すことをやめ、日常は手話を用いていたが、ほんとうの感情はピアノの音色で表現していた。
父親の決定でピクチャーブライドのように嫁ぐこととなり、私生児の娘フローラを連れてニュージーランドへと渡ったエイダだが…。

旦那だって冷たい男というわけでもないのになぜかエイダは、ピアノを「人質」にして彼女の身体に触れようとする隣人ベインズに魅かれていってしまう…またもや姦通モノである、好きねぇアンタも(^^;)
というのは「たまたま」だったとして、この映画の女性人気は凄まじいものがあり、去年のリバイバル4K上映でも女性のほうが多かった。

旦那を少し気の毒に思いつつ、フローラの悪意のない密告にもハラハラしつつ、下品になるぎりぎりを攻める姦通劇に体温が上がっていくのを感じた。
ハリウッドはもちろんヨーロッパにも日本にもない感覚だ、ニュージーランドは侮れない…と初めてこの国を意識した20歳の冬だった。

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コメント (2)
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