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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

gooブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト101を完結させるぜ^^(51)

2025-07-03 00:10:00 | コラム
第51位『激突!』

<71年、アメリカ映画 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:デニス・ウィーバー>

悪気は「まったく」なかった車の追い越し運転が、「されたほう」の怒りを買ったのか、徹底的な悪意によって追いつめられるドライバーの恐怖を描く―スピルバーグの才能を世に知らしめた大傑作だが、「アオラレ」が珍しいことでなくなり、その現場がドライブレコーダーによって拡散されていく現代のほうがリアリティ度はアップ、観ている誰もがイヤな汗をかくのではないか。

とくに好きな場面はふたつ。
ひとつは、とことん嫌がらせをするトレーラーだが、困っているスクールバスにはやさしいというブラックユーモア。
もうひとつは、爆発するのではなく、回転運動するタイヤがゆっくりと止まっていく結末。

テレビ映画として製作されたため予算が少なかったのはたしかだろう、けれども潤沢な資金があったとしても爆発する展開にはしなかったと思う。
思うとしかいえないが、トレーラーの最後をひとの死のように描くところが、いかにも映画の王様スピルバーグらしいではないか!!

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