Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

こっちに来るな! と思うとき

2018-12-17 00:10:00 | コラム
アイドル集団・仮面女子のメンバー、川村虹花が大晦日の格闘技興行『RIZIN』に出場することが決定。
(厳密には…「前座」興行『やれんのか!』の第1試合目だが)

彼女については本コラムでも何度か言及、若いんだしなんでもやろうよ、そもそも顔がタイプだし実際に試合の度に技術が向上しているので応援もしていた。

が、案の定、ネットを中心に「出る資格があるのか」「金子賢みたい」



などなどの批判が溢れ、応援・擁護派は少ない。


まぁそうでしょう、分かり切ったことだ正直、自分だって今年はないな、頑張りつづけて出場は来年だな、、、と思っていたんだもの。


それでも出ると決まったからには健闘を祈りたい、
要は結果次第なので、やるじゃん! と思わせることが出来たならば、来年は本戦出場だって夢ではない。


異業種の挑戦。

自分のもうひとつの専門・映画でいえば、成功例が北野武、失敗例は三谷幸喜でしょう。




処女作を観れば分かる、武は映画的センスに溢れていた。

少し前の迷走期―フェリーニやってみました―は本気で心配したが、最近は自分がやるべきこと・得意なことを理解したみたい。

翻って三谷さんはどうだろう。

戯曲家・テレビ脚本家としての三谷さんは高く評価出来るのに、映画ではその才能が振るわない。正直こっちに来るな! とさえ思う・・・という自分のような映画小僧も多いと思う。

不思議だよね、畑違いとはいっても「とっても似ている」世界なのに。


ん?

ではなぜ、実力がハンパな川村は応援し、三谷は批判するのかって?


自分だって最初から(映画の)三谷さんアンチだったわけではない。

監督3作目あたりまでは、積極的によいところを探すような観かたをしていたんだよ。
それでもいっこうに成長が見られない、その割には新作映画を創る機会が与えられていて、そりゃあまぁ「立ち位置的に」当然なのだろうけれど、そういうのがヒットすることが不愉快になってきて、だんだんとアンチになっていったんだ。

だから虹花ちゃんだって、勝ち負けは置いておいて、観るに耐えない試合ばかりをつづけるのであれば、いつかは「こっちに来るな!」ということになるのだと思う。


アイドルびいきの自分に、そんなことをいわせないでおくれ。

がんばれ、川村虹花!!


※負け試合だが、組み合ったときの動きとか、だいぶ巧くはなっているのだよね~



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明日のコラムは・・・

『『拝啓、〇〇様』(7)』
コメント
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