自分の声は「やや高音」なので、女性歌手の曲とかをカラオケで歌うと上手い! といわれることが多々ある。
女性歌手に限定した話ではないか、
さすがに『大都会』は無理だが、
クリープハイプやゲスの極み乙女。なんかが得意ということ。
後者は好き好んで選曲はしないが、クリープハイプは好きなのでときどき歌う。
(といっても、進んでカラオケ行くようなヤツじゃないけれど)
5年くらい前だったか―。
カラオケボックスで、いつも上手く歌える『男が女を愛するとき』を選曲したんだ、
仕事でイヤなことがあり、同僚がわざわざ励ます会を企画、自分が惚れていた薫ちゃんを強引に連れてきて「ほれ、薫ちゃんのために歌ってみろ」と煽られ。
そうしたらば。
完全に音程を外し、おニャン子・新田恵利(トップ画像…こんな内容のときに使ってごめん)よりも音痴な感じになってしまった。
上手いと聞いていた一同は、みな唖然。
自分だって驚いたさ、あれ、どうしちゃったんだろうかと。
同僚「カラオケイップスだな」
「イップス?」
そのとき、初めてイップスということばを聞いた。
yipsとは、本来はスポーツの世界で使用されていたことば。
簡単にいえば、「身体的ではなく」精神的な原因により、ふだん出来て当然のことが「まったく出来なくなる」状態を指す。
近年はスポーツの世界に留まらず、
たとえば書けなくなったら「モノカキイップス」、踊れなくなったら「ダンスイップス」、勃たなくなったら「チンポイップス」というらしい。
ごめん、最後は嘘ついたEDだよね。
というわけで今回の初体験テーマは、「成人以降の初めてのイップス」でいってみたい。
表舞台に立つようなひとが「使ってこそ」みたいなことばだけれど、いいでしょうべつに、ここは自分が主人のブログなんだから。
イップスは60年代後半に生まれたことばらしいが、誰しも「あれ、この程度のことは出来るはずなのに、おかしいな…」という経験をしたことがあるでしょう、だから今回は、特異な体験談とかではなく、皆が共感出来るような話だと思う。
その前に。
物語の世界で、どんなイップスが描かれたかについて。
ドラマの基本は起承転結にあり、「転」では必ず「イップスにちかいこと」が起こるわけで、例を出していったら切りがない。
だから自分の専門である、格闘技系について少しだけ。
自身の攻撃によって対戦相手が死んでしまい、以来、相手の顔面が打てなくなったのは『あしたのジョー』の矢吹丈。
同じように対戦相手(アポロ)を死なせたはずの『ロッキー4』(85)のドラゴは、それでも平然としている。
強心臓というより、こころを宿していない描きかた。
ソ連/ロシアの流れのなかで「鉄のカーテン」などと評されもしたが、さすがにこれは映画といえど、やりすぎだったかな。
当時はそんなこと、思わなかったけれども。。。
『ロッキー』のシリーズ(76~)はイップスの物語とまとめることが出来て、
ときにトレーナーのミッキーが、
ときに好敵手のアポロが、
ときにエイドリアンが、
ときにエイドリアンの兄ポーリーが、
ロッキーを励まし、奮い立たせ、クライマックスをむかえるのだった。
つづく。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(255)』
女性歌手に限定した話ではないか、
さすがに『大都会』は無理だが、
クリープハイプやゲスの極み乙女。なんかが得意ということ。
後者は好き好んで選曲はしないが、クリープハイプは好きなのでときどき歌う。
(といっても、進んでカラオケ行くようなヤツじゃないけれど)
5年くらい前だったか―。
カラオケボックスで、いつも上手く歌える『男が女を愛するとき』を選曲したんだ、
仕事でイヤなことがあり、同僚がわざわざ励ます会を企画、自分が惚れていた薫ちゃんを強引に連れてきて「ほれ、薫ちゃんのために歌ってみろ」と煽られ。
そうしたらば。
完全に音程を外し、おニャン子・新田恵利(トップ画像…こんな内容のときに使ってごめん)よりも音痴な感じになってしまった。
上手いと聞いていた一同は、みな唖然。
自分だって驚いたさ、あれ、どうしちゃったんだろうかと。
同僚「カラオケイップスだな」
「イップス?」
そのとき、初めてイップスということばを聞いた。
yipsとは、本来はスポーツの世界で使用されていたことば。
簡単にいえば、「身体的ではなく」精神的な原因により、ふだん出来て当然のことが「まったく出来なくなる」状態を指す。
近年はスポーツの世界に留まらず、
たとえば書けなくなったら「モノカキイップス」、踊れなくなったら「ダンスイップス」、勃たなくなったら「チンポイップス」というらしい。
ごめん、最後は嘘ついたEDだよね。
というわけで今回の初体験テーマは、「成人以降の初めてのイップス」でいってみたい。
表舞台に立つようなひとが「使ってこそ」みたいなことばだけれど、いいでしょうべつに、ここは自分が主人のブログなんだから。
イップスは60年代後半に生まれたことばらしいが、誰しも「あれ、この程度のことは出来るはずなのに、おかしいな…」という経験をしたことがあるでしょう、だから今回は、特異な体験談とかではなく、皆が共感出来るような話だと思う。
その前に。
物語の世界で、どんなイップスが描かれたかについて。
ドラマの基本は起承転結にあり、「転」では必ず「イップスにちかいこと」が起こるわけで、例を出していったら切りがない。
だから自分の専門である、格闘技系について少しだけ。
自身の攻撃によって対戦相手が死んでしまい、以来、相手の顔面が打てなくなったのは『あしたのジョー』の矢吹丈。
同じように対戦相手(アポロ)を死なせたはずの『ロッキー4』(85)のドラゴは、それでも平然としている。
強心臓というより、こころを宿していない描きかた。
ソ連/ロシアの流れのなかで「鉄のカーテン」などと評されもしたが、さすがにこれは映画といえど、やりすぎだったかな。
当時はそんなこと、思わなかったけれども。。。
『ロッキー』のシリーズ(76~)はイップスの物語とまとめることが出来て、
ときにトレーナーのミッキーが、
ときに好敵手のアポロが、
ときにエイドリアンが、
ときにエイドリアンの兄ポーリーが、
ロッキーを励まし、奮い立たせ、クライマックスをむかえるのだった。
つづく。
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(255)』