Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

午前十時「は」映画祭

2017-10-04 00:10:00 | コラム
10月のスケジュール、、、というか目標。

映画ファンに大好評の企画、『午前十時の映画祭』で黒澤の最高傑作―と、自分は思っている―『天国と地獄』(63)を、2週間の上映のあいだに可能なかぎり、少なくとも5回は観て、その帰りに、オープンしたばかりの漱石博物館に行くこと。




漱石博物館、公式サイトはこちら



黒澤映画の権利関係は「比較的」容易にクリア出来るようで、最近の『午前十時の映画祭』では必ずラインナップに組み込まれている。

特集上映などで何度もスクリーンで観ている黒澤映画だけど、今回は最新デジタル技術を駆使した4K上映であるし、これを観に行かないなんて黒澤好きを自称出来なくなってしまう。






前述したが、この映画こそ黒澤の最高傑作だと思っている。

黒澤映画を1本も観ていないひとに薦める場合も、まずこれを挙げる。

『七人の侍』(54)や『用心棒』(61)じゃないの?

といわれることも多いが、そりゃこの2本もまちがいなく傑作なのだけれども、とくに、いまの若いひとに薦める場合は時代劇より現代劇だと思う。

黒澤の器用さは、じつは現代劇にこそよく表れている―というのが持論であり、だから自分は『七人の侍』より『野良犬』(49)や『悪い奴ほどよく眠る』(60)のほうが好きなのだった。


先日のコラムに記したように、今月は「東京国際映画祭」があり、『ブレードランナー』の続編も公開される。

しかし。

「どれか1本しか観ることが出来ない」状況にあるのであれば、すでに何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も触れている『天国と地獄』を、迷うことなく選びますよ、そりゃ。


そのくらい自分は、この映画が大好きなのだ。

すべての映画のオールタイムベストのなかで、個人的に五指に入るこの映画、観ていないひとは、ぜひ『午前十時の映画祭』にいこう!!





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明日のコラムは・・・

『NYに行けても博多には行けない』
コメント (1)
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