Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間映画企画(1)わらうひと

2017-04-29 00:10:00 | コラム
黄金週間におくる、映画の10傑企画その壱は、ソトヅラのよさは東京で上位を争う? ほどの自分らしく、「笑顔が印象に残る映画」の10傑を展開しよう。

何度もいっているけれど、ソトヅラがよすぎるのも辛いのよ、「よいひと」「やさしいひと」と勘違いされるから。

で、そうでない面を見せたとき、「裏切られた」みたいな反応をされるし。

いやいや!
「自分は、よいひと。やさしいひと」なんて、ヒトコトもいってないから!!


そんな自分が選出する、「意味深な」笑顔の映画10傑は、以下のとおり。


(1)ジョン・ヴォイト…『真夜中のカーボーイ』(69・トップ画像)

逃げたラッツォ(ダスティン・ホフマン)を見つけたときにみせる、とびきりの笑顔。

悲惨な結末だからこそ、この笑顔が余計に引き立つ。

(2)ジャンヌ・モロー…『突然炎のごとく』(62)



映画史上で最高の笑顔だと思っている。

(3)オーソン・ウェルズ…『第三の男』(49)

観覧車。
光と影。
ハリー・ライムの微笑。

これだけで充分なのに、テーマ曲までついて、ゆえにこの映画は神格化されたわけだ。




(4)レイ・リオッタ…『グッドフェローズ』(90)

知性のかけらも感じさせない馬鹿笑い―コルレオーネ・ファミリーでは考えられないその姿が、とっても新鮮だった。

(5)メローラ・ウォルターズ…『マグノリア』(99)

最初は泣いていたのに、最後に「ちょっとだけ」笑う。

救済の微光という意味で、完璧なラストシーンだった。

(6)チャールズ・チャップリン…『モダン・タイムス』(36)

子どもや女子以外の相手には、基本、作り笑い。

とくに警官や囚人仲間(?)に対する作り笑いは、それ自体がひとつの芸になっている。

(7)アンソニー・パーキンス…『サイコ』(60)

不敵な笑みとは、こういうことをいうのかな。



(8)三船敏郎…『七人の侍』(54)

菊千代の場合、笑いというより馬鹿騒ぎかな。

黒澤映画は怒鳴ったり喚いたりするキャラクターが多く、笑顔という視点で捉えるのは難しいのだった。

(9)トム・クルーズ…『ザ・エージェント』(96)

作家性の強い監督と組む野心的な面もあるけれど、スターはスター、その輝きを隠すことは出来なくて。

この映画に触れると、やっぱりこのひとは笑顔がいちばんだな、、、と思わせてくれる。

(10)ジャッキー・チェン…『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86)

アマゾネス集団と戦った際、成龍の拳が相手の胸に。

「ごめん」と笑う成龍、最高!


ただし重傷を負った映画であるため、最後のNG集は、ちょっと深刻な創りに。




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明日のコラムは・・・

『黄金週間映画企画(2)おこるひと』
コメント (3)
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