Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(178)

2016-08-22 00:10:00 | コラム
すーつあく「たー」→「たー」みなる。

ターミナル(terminal=終わりの、末端の、終末の、終点の、終着駅の、末期の)という英語をきっちりと理解していなかったころ、『ターミナル・ベロシティ』(94)という米映画が公開され、

なんだこの、分かり難いタイトルは!! と思ったものである。

いまでも、そう思っているけれどね。

簡単にいえば、「自由落下の終末速度」という意味。

これでも分からん!!

「物体が重力または遠心力などの体積力と、速度に依存する抗力を受けるときに、それらの力がつりあって変化しなくなったときの速度」

ぜんっぜん、分からん!!


映画は、チャーリー・シーンとナスターシャ・キンスキーが主演したアクション物である。




スカイダイビングの世界を描いており、前半でナスターシャが「自由落下の終末速度」の説明をしている。

速度とパラシュートの関係―少なくとも本コラムよりかは分かり易いので、詳しく知りたいひとはどうぞご覧になってください笑

映画としては、同時期に公開された『ドロップ・ゾーン』(94)よりクオリティが高く、「超」はつかないけれど「軽く」はお薦め出来る快作になっているし。
(不思議なんだけど・・・「同テーマ」の映画って、公開時期が重なってしまうことが多いのだよなぁ)


さて、「終着駅」という意味での「ターミナル」。

映画だとすぐに、スピルバーグ×トム・ハンクスの『ターミナル』(2004)、



クラシックファンであれば、ヴィットリオ・デ・シーカによる佳作『終着駅』(53)を想起するだろう。

『銀河鉄道999』シリーズ(79~)にも、「アンドロメダ終着駅」というのがあったなぁ。

舞台設定としてはドラマチックで、いろんなことを想像出来る。
出会いというよりは別れを思わせるので、悲恋の舞台にはぴったりか。

しかし日常生活においては、自分にとって終着駅は無縁に近かったりする。

基本チャリダーであるからして、あまり電車に乗らないし。
どこそこの路線の終着駅がどこかっていうのは、ひとつも分からない。

ただ終着駅という日本語ではなく、ターミナルという英語にすれば「多数の路線を束ねる」という意味もあるそうで・・・

そうなると、大きな大きな新宿駅だってそうであろうし、
各地域に存在するバスターミナルはとっても身近だし、
あぁそれよりか、映画のように、「空港としての」ターミナルだと無縁ではなくなってくる。

私事? ですが。
おととい、11月のニューヨーク取材(格闘技ね)が決定したばかりであり、ちょっと浮かれていてね。


映画のほうの『ターミナル』は、パスポートが無効となり、空港内(ターミナル)から出られなくなった男の悲喜劇を描いている。

ゾッとするよね。

自分なんて運転免許証を持っていないので、写真つきの身分証といえばパスポートくらいで。
仕事柄、各国に飛び回っており、このパスポートはちょっと自慢でもあるんだ。

それが無効になることは現実的には考えられないけど、なくす可能性は充分にあるわけで。

先日もクレジットカードなくしたばっかりだし汗汗、気をつけなくちゃ。
日本でならまだともかく、あっち行ってからなくしちゃったら、コトだからね!!


次回のしりとりは・・・
たーみな「る」→「る」ーと。

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明日のコラムは・・・

『Boys Don’t Cry』
コメント (2)
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