季節の花と言葉の花束

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季節の花「馬酔木 (あせび)」

2015-03-06 03:57:56 | 暮らし
一日一言

積年来

何年も何年も前からの、ずぅっと以前から

積もり積もった、という身で、長い年月の

積み重ねを強調して言う場合に用いる。

★政治家の政治と金を巡る不祥事は、いま

始まったことでなく、積年来の課題である。


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3月から咲く花「馬酔木 (あせび)

開花時期は、 3/ 5 ~ 4/15頃。
・「あしび」とも呼ぶ。
・壷形の花をいっぱい咲かせる。
・色は、うす紅色のものと
 白色のものがある。
・かすかに香る。


・枝葉に「アセボチン」という
 有毒成分を含んでいる。
 馬が食べると
 酔って足がなえることから
 「足癈(あしじひ)」
 と呼ばれ、
 しだいに変化して
 「あしび」そして
 「あせび」となった。

 漢字の「馬酔木」も
 その由来による。
 また、このことから、
 葉を煎じたものは
 殺虫剤としても使われている。


・「池水に
  影さへ見えて 咲きにほう
  あしびの花を
  袖に扱入(こき)れな」
   万葉集
   大伴家持
   (おおとものやかもち)

 「磯の上に
  生ふるあしびを
  手折らめど
  見すべき君が
  ありといはなくに」
   万葉集
   大来皇女
   (おおくのひめみこ)

 「わが背子に
  わが恋ふらくは 奥山の
  あしびの花の 今盛りなり」
   万葉集

 「河蝦(かわず)鳴く
  吉野の川の 瀧の上の 
  馬酔木の花ぞ
  末(はし)に置くなゆめ」
   万葉集

(季節の花300より)

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