一日一言
渋皮がむける
「渋皮」葉、垢(あか)じみて汚い皮膚を
意味するところから、垢抜けして綺麗に
なる、あるいは、物慣れして凍て動作が
粋であるという場合のたとえとして用いる。
★しばらく会わないうちに、彼女は成長し
て渋皮がむけたように美しくなった。
類語:①渋が抜ける ②渋り皮が取れる
12月に紅葉している樹木「公孫樹(いちょう)」
黄色の紅葉がきれい。
葉っぱは扇形で切れ込みがある。
・”イチョウ並木”
・中国原産。昔、留学僧が
持ち帰って広まったらしい。
・「公」は祖父の尊称。
祖父がタネをまいても、
実がなるのは
孫の代になることから「公孫樹」。
・「銀杏」とも書く。
「銀杏」は唐音で
「インキャウ」と読み、
それが「イキャウ」となり
しだいに「イチョウ」になった。
・雌株には実がなる。
種子の中身はいわゆる
「ぎんなん」で、食べられる。
中国料理では炒め物やデザートに、
日本では煎ったり
茶碗蒸しの具にして食べる。
・東京都、神奈川県、
大阪府の県の木(公孫樹)
・「金色の
ちひさき鳥の かたちして
銀杏散るなり 夕日の岡に」
与謝野晶子
(よさのあきこ)
(季節の花300より)