About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

分散投資は効く?

2009-12-10 14:10:06 | リンク
最近、ブログをスタートしたモーニングスターの朝倉社長。わりと率直に投信の話などを書いてらっしゃるので、たまに読ませていただいています。

今回注目したのは
「分散投資の効果は今でも生きている?」

朝倉さんが主張されているように、私も分散投資の意義は「大負けしないこと」だと思います。

例えば、集中投資をして資産が半分近くまで目減りしてしまった場合、投資元本に戻すには2倍以上の上昇が必要だし、仮に7割下がった場合には、3倍以上値上がりしないとだめ。かなりキツイです。

分散効果については
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが運営する「投信まとなび」の「週刊マーケット・データ・シート」なども参考になります(主要4資産と分散投資の収益率などが掲載されている)。


今日の夜はじぶん年金研究所主催のセミナーです。明日も某企業さんのセミナー、土曜日は和歌山に出張です。という感じで、「年末に向けてもう少し走り続けないと・・・」な日々が続きます。


ふるさとデー

2009-12-09 19:57:03 | リンク
今朝、駅に向かう途中、長蛇の列が・・・・。しかもご年配の方々がズラリ。
「何を朝から並んでいるんだろう?」と思ったら、某信用金庫が毎月1回開催している「ふるさとデー」とのこと。

以前はバス通勤していたので、全然気づかなかった・・・。

口座を持っている人がその日に窓口まで行くと、毎月各地の特産品を無料でもらえるらしいです(今月はみかん)。

地元密着で、口座保有者向けのイベントを打ち出しているのでしょうが、この寒空のもと、これだけの人が並ぶのはすごい(私は行列というものが苦手なので)。

この信金は投資信託や変額年金保険を一切扱わないという独自路線をとっています。個人も含め、独自路線と打ち出していけるところは強いですね。









60歳までに1億円

2009-12-07 19:23:12 | リンク
マネックス・ユニバーシティの代表取締役、内藤忍さんが書かれた、
こちらの本を読みました。

タイトルをみて、もっとお金の運用に特化した本だと思ったら、人生におけるお金の指南書というべき本でした。

将来のお金(目標)=((収入-支出)+資産)×運用利回り
というお金の法則に沿って、

投資の話に行く前に、
○お金の基本原則
○収入を増やす
○支出を減らす
といった章が設けられています。

そして、
・お金は「フロー」と「ストック」で管理する
・時給アップには欠かせない「やらないことリスト」
・競争が激しくないほうがスキルは伸ばせる

などなど、ご自身の体験談も交えた具体的なアドバイスが載っています。
若手ビジネスマンに対して、"アニキが背中を押してくれる"感じがいいですね・・・。

特に若いうちは稼ぎ力をつけることやフローの管理などはとても大切だと思うので、後半の投資部分はもちろん、前半もしっかり読んでほしいです。たくさんの著書がある内藤さんですが、投資未経験の人が真っ先に読むなら、個人的にはこの本がいいと思います。

(併せて、私の『たりないお金』も読んでいただくとさらにいいですよ。ちょっと宣伝でした・・・笑)

投信積立は「1000円から」が主流に!?

2009-12-06 16:22:45 | リンク
9月に楽天投信の投信ミニ積立がスタートしたと思ったら、
SBI証券が12月25日から、投信積立サービスの最低額を1000円以上1円単位にすると発表しました。
詳しくはこちら

そして、マネックス証券も1000円からの積立が可能となっています。
詳しくはこちら
ただし、こちらはSTAMインデックスシリーズと、マネックス資産設計ファンド(育成型)に限られます。

あっという間に、投信の積立は1万円からではなく、「1000円から」が常識になりつつありますね!

インデックス投信の低コスト化、積立サービスの最低積立金額の引き下げと、2009年は資産形成層にとってはよいニュースの多かった年といえそう。来年はお金と取り崩して使っていきたい方たちにも、良いサービスが出てくるとよいですね・・・。

目論見書

2009-12-04 20:02:19 | リンク
水曜日の夜は、マネーカレッジで「ダメ投信の見分け方~『投資信託のトリセツ』目論見書と運用報告書を徹底チェック」というセミナーを行いました。

20名限定の少人数制で、実際にホンモノの目論見書と運用報告を読んでみるという初めての試みだったのですが、なかなか好評なようでよかったです。2月に第二回を実施予定です。

その目論見書ですが、11月6日に金融庁が「平成21年金融商品取引法等の一部改正等に係る企業内容等の開示制度における内閣府令案等」を公表しています(長い!)。今回の改正は、「社債等の発行登録制度」や「投信目論見書」などの見直しなど。

内閣府令案等の概要


目論見書については、簡素化の方向で見直す案が公表されています(来年4月から適用予定)。「交付目論見書」は重要なポイントに絞って説明しページ数も減らす方向。

また、目論見書の交付について、投資家の承諾を不要とすることで、メール等で交付も可能になりそう(でも、読まない人も出てきそうな気がして心配ではあります)。


マッチング拠出に動き

2009-12-01 20:01:27 | リンク
昨日の日経に「確定拠出年金の企業型、個人も掛け金 積み立て65歳まで」という記事が載っていました。
詳しくはこちら

確定拠出年金企業型でも、個人が掛金を上乗せできる、
掛金を拠出できる年齢を60歳から65歳まで引き上げるといった内容が議論されているようです。

前に「マッチング拠出、その後」でも触れましたが、衆議院の解散で宙に浮いたままになっていたマッチング拠出が動き出しそうなのはよいことです。

ただ、個人の掛金については企業の拠出額を上限としている点は残念。むしろ、企業の拠出額が少ない人こそ、自分で上乗せしたいと思うので、この辺はこれから詰めてほしいですね。