About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

和田さん本

2009-09-12 16:33:27 | リンク
お友達の和田裕美さんが本を贈ってくれました。タイトルは『新・陽転思考』

たまに2人でワインを飲みにいって、ちょっと愚痴ってしまうときも、不思議と最後は「まあ、また頑張ればいいかあ・・・」という気持ちになれるのですね、これが。

ポジティブシンキングとか、自己啓発系の本は苦手なのですが、この本は目の前の事実を受け止めて、そこから良いところを探そうという思考法なので、ストンと落ちるのかな・・・。「最近、うまくいかないなあ」という方は手にとってみてもいいかもしれませんね。




しばし勉強

2009-09-11 19:31:40 | リンク
今週の火曜日は早稲田大学大学院ビジネス情報アカデミーのファンドマネジメント講座に行ってきました。久々に、終日座りっぱなしは辛かったですが、いくつか面白い話も聞けました。

数年前にいくつかの講座を受けてみたのですが、今回はその時にはなかった「投信ビジネス企画」という講義を受けてみました。講義内容はこんな感じです

細かい話は改めて書きますが、「資産取り崩しニーズ」にどう応えるかという話も出ました。

その際、講師の先生は
・資産形成期は定額積み立てはドルコスト平均法が効いて有効。
・しかし、取り崩しにあたっては定額取り崩し方式だと、「高いときに少なく売り、安いときに多く売る」ことになってしまい、好ましい取り崩しにならない

と指摘されていました。そして、「2種類以上の値動きの異なる複数資産の組み合わせ引き出し」(値上がりしている資産の換金割合を多くしながら取り崩す)を提案されていました。

私も取り崩し方については模索中で、
・複数資産を一定比率ずつ取り崩す、
・逆ドルコスト(高いときに少なく売り、安いときに多く売る)の影響を受けにくいバランス型に集約して一定額ずつ引き出す
・最低ラインだけ決めて一定口数ずつ引き出す

などなどは検討の余地がありそうです。あるいは一定の年齢になったら、使う分についてはインカムゲインをもらえる商品にシフトしてしまうか。日本でも、米国のように「マネージド・ペイアウト・ファンド」のような商品が出てくるのか??

この辺はもう少しじっくり考えていきたいと思います。




インデックス投資交流会

2009-09-08 18:35:56 | リンク
えんどうさんが主催されている、第5回インデックス投資交流会があるようです。
詳細はこちら。興味のある方は参加してみてもいてはいかがでしょう(といいつつ、私は仕事なので、今回は参加できませんが・・・)

今回の議題は、「来年のインデックス投資ナイトでとりあげて欲しいテーマと呼んでほしいゲスト」ということです→こちら

個人的には、今候補にあがっている上位3名(山崎元さん、勝間和代さん、松尾健治さん)よるパネルディスカッションを希望。ものすごく内容の濃いものになるのではないでしょうか。

<追記 2009.09.17>
冷静に考えたら、「インデックス投資ナイト」なわけですから、

・現バークレイズ・グローバル・インベスターズにいらした、I-O ウェルス・アド
バイザーズ(株)代表取締役社長の岡本和久さん

・バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社の代表取締役の加藤隆さん

にご登場いただくのがいいと思います。





海外ETFとインデックス投信の比較

2009-09-07 20:30:01 | リンク
今日の日経新聞に33面に「金融商品比べて選ぶ-海外ETF・インデックス投信」という記事が載っています。

「商品性」や「投資対象別の商品と信託報酬」とった表もよくまとまっていて、参考になると思います。私も一部コメントしていますので、ご興味のある方はご一読ください(日経新聞を読んでいる人は多いようで、いろんな人から「読みました」メールを頂戴しました)。

いっぽうで、海外ETFについては、まだまだ一般の方にはマイナーな存在なのか、「記事を読んでも、どうやれば資産が殖えていくのかイメージがわかない」という声も。この辺も含めて、よりわかりやすく説明していくようにしたいと思います。

分配金の再投資は面倒

2009-09-04 23:27:55 | リンク
先日、マネーカレッジでETFのセミナーを行いました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

ETFは保有コストの低さなどメリットの多い商品ですが、「(自動的に)分配金を再投資できない」といった使い勝手の悪い面もあります。

再投資して複利効果を得ようとしたら、
ETFの分配金を受け取る⇒そのお金でインデックスファンドを買うなりして「自力で」再投資する必要があります。

逆にいえば、そこまで手間をかけるのが難しい人は、素直にインデックスファンドを積み立てていけば十分だと思います。

ETFも、分配金を再投資できるシステムを、どこかの証券会社が導入してくれるとグンと使い勝手も向上すると思うのですが・・・。


マッチング拠出の行方

2009-09-01 09:30:42 | リンク
選挙では民主党が予想以上の圧勝でしたね。選挙といえば、私は政治学科だったので、学生時代はよく新聞社や通信社の世論調査のアルバイトをしました。当時は一軒、一軒、歩いて回りましたけど、今はネットや電話が主流なのでしょうか?

さて、衆議院解散で廃案になってしまった、確定拠出年金法の改正案(企業年金制度等の整備を図るための確定拠出年金法等の一部を改正する法律案)。その後、政令案として閣議決定され、2010年1月から限度額は引き上げられることになりました。が、肝心のマッチング拠出は宙に浮いたままです。

秋の国会で法案が成立すれば、来年1月からの施行も可能ですが、民主党政権における優先順位は必ずしも高くなさそう。施行時期については不透明な状況です。