ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

そうなの~ じち会 5

2014年09月30日 | やってますこんなこと
さて、お久しぶりの自治会ネタです。
今回は何かと問題になった(過去には裁判沙汰にもなっております)寄付金の問題。

先日、回覧板と一緒に赤い羽根が1枚ずつ配られました。
「こんなもん頼んでねえし。」と、若い方なら仰るでしょうな。
赤い羽根募金の寄付金も出していないのに、もう羽根だけ来ちまった。
突っ返して、「おら、いらねぇ!」と言ってもいいのですが、
赤い羽根に罪がある訳じゃあない。そりゃあ可哀想というものです。

赤い羽根募金の寄付金は200億円を超えるそうですが、その90%以上は自治会(町内会)が集めたもの。
街頭で華々しくやっておりますが、あれは全くのパフォーマンスということです。

しかし、自治会で寄付を募るといってもこりゃあ大変な手間です。
当穂玖仙地区自治会だって、200戸の戸数があります。
これを一軒一軒お願いに回って、嫌だという人もいれば、不在の人もいる。
平均年齢70才弱の役員には負担が大きすぎるというものです。

ま、そういうこともあって、自治会費に上乗せしてあります。
一括納入すれば済むので非常に楽です。
実はこの方法は、違憲との判決が過去の裁判で出ております。
ま、それはそれ。総会で承認されているので、当自治会では変更しません。

赤い羽根募金の寄付金は、あらかじめ総額を算定しておいて、寄付を募るのです。
これを計画募金というそうで、違法ではないです。
また、募金額の70%はその市町村のために使われるそうです。
私が住んでいる町では、260万円程の募金が使われており、その約30%の100万円が社会福祉協議会に流れております。
お手盛り?いやいやそんなことを言ってはいけません。
それはそれなりに活動しておりますので、なんら文句をいう筋合いはございません。

しかし、計画募金というからには、総世帯数で必要総額を割った金額が出て当然ではないかと思うのです。
たとえば、300万円を集めたいが、町の総世帯数が1万世帯だとすると、1世帯の負担額は300円です。
その金額は決して提示してきません。
どうしてかって?そりゃ自分等に都合が悪いからに決まっています。

穂玖千地区の寄付額はずっとまえから1世帯当たり500円です。払いすぎです。
これは貰う方からしたらホクホクですよね。都合の悪い数字など見せるはずがありません。
それでも、寄付は皆さまのご好意によるもので、決して強制ではありません、などと厚顔無恥な言いぐさでありますよ。

寄付金というと、赤い羽根募金が有名ですが、実は他にもあります。
緑の羽根というのもあるのです。100円ぽっちですが。
それに日赤や社会福祉協議会の会員費という名目でそれぞれの名目に1戸500円。
交通安全協会費として1戸250円。
これら全てが、自治会費に含まれているのですよ。
大まかに見て、1世帯当たり、1700円の負担です。

私は、寄付金を否定するものではありません。
個人的には、阪神大地震、東北大地震当にも寄付しております。
かっては、東南アジアの貧困家庭の里親制度に寄付したこともあります。
そういう観点からいうと、以上の寄付金がちゃんと使われていれば、何らいちゃもんをつける気はありません。
僅かな金で社会に貢献できるならそれはいいことでしょう。

じゃあ何を言いたいのか。
ただ一つ。寄付行為を自治会に押しつけるようなまねはするなということです。
そういう安直な手段で集めた金は、安直に使われやすいのだということを肝に銘じて欲しい。
自治会は寄付金集めの道具ではないのです。
ま、木っ端役人がどんなに言っても無駄でしょうが・・・。

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