ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

桜の名所

2009年03月27日 | 酒と料理と
阿蘇の桜の名所といえば、何をさておいても南阿蘇の白水にある一心行の桜。
これは400年ほど経つ山桜だそうで、ソメイヨシノだとここまでの寿命はないらしい。
花はソメイヨシノが栄えるが、これは雑種で、50年ほど経過すると樹勢は弱って、
100年も立っていることはほとんどないらしい。

他には、高森町の九十九曲がりの桜並木。
約6,000本ほどのソメイヨシノや八重桜があり、
ある程度の高さにくると、桜並木の向こうに阿蘇山が望めて、
それを含めた風景が何とも言えない風情を醸している。

九十九曲がりの道路は旧道で、昔の旧蘇陽町や高森町の山間部の集落に行くときは、この道を利用していた。
私の最初の赴任地に行くのもこの道だった。
当時は積雪が多く、随分苦労して車を走らせたことを思い出す。

桜は、並木道として立っていることが多く、
なかなか花見をするに適当な場所がない。
最近では、阿蘇市内牧の農村改善センターや市立図書館がある敷地に、
グランドゴルフをする芝生があり、そこの桜が随分大きくなって、
ここだとゆっくりと桜を見ながら「花より団子」に浸ることができる。

桜の季節は、筍の季節でもある。
先日竹山に行ったが、まだまだ小さく、土を踏みながら探す程度しか成長していない
目視できるようになると探すのも簡単なのだが、小さい筍はそれなりにまた美味い。
皮のまま焼いて皮をむいてそのまま食べられる。
あく抜きの必要がない。

筍や春椎茸、蕨等の煮付けなどがあった日には、何もいらない。
酒はもちろん新酒の吟醸。
香り高い陸奥八仙の「中汲み純米吟醸無濾過生原酒」
華やかなフルーツの香りがしながら、度数17.6度と高め。

やっぱり自分は「花より団子」としみじみ自覚しながら舌鼓を打つのです。
コメント
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