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ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

世界一周 Part2 15日目

2013年07月24日 | 新しい世界一周 2013
朝一で、オーパリンクのトラムに乗る。


オーパリンクのトラム

オペラ駅で降りて、カフェ・ザッハに行く。
もちろん、目的はザッハトルテである。
ご存じのように、ザッハトルテはチョコレートケーキで、この店が発祥なのだ。
私も、一生に一度のウィーンかもしれないので、ちょっとミーハーになったというところだ。


本家で元祖のザッハトルテとウィンナーコーヒー

まだ朝10時で、朝食は8時半に済ませたとはいうものの、
ザッハトルテはなかなかに手強い相手だった。
日本のそれに比べても幾分甘さが強く、それほど腹が減ってもいなく、
ウィンナーコーヒーとのセットで、9.6ユーロも払うかと思うと、
どんなに手強くても完食はするのだ。

いささか持たれた腹を抱えながら、王宮を通り、西洋史美術館に行く。


王宮の入り口

ここではフェルメールの絵が見られるというので、ウィーンカード割引で13ユーロを支払い、
休憩しいしい、フェルメールも、ラファエロも見て、疲れたので帰ることにする。


西洋史美術館

メトロでシュバーデンプラッツ駅に降りて、ソーセージ屋のそれがあまりに美味しそうなので、
ソーセージ1本とビール一缶買って、ベンチで飲み食いする。


ソーセージと缶ビール、6ユーロ

それで十分腹がくちて、今日は昼食抜きにする。
ザッハトルテ恐るべし、昼食さえ抜かせてしまうのだ。

7時前、といってもまだ陽が高い。夕食には早いくらいだ。
実際駅近くのスイーツ屋が満席なくらいだから、彼らの夕食は9時頃なのだろう。
食欲と、地元料理を頭の中で折り合わせていくと、結論は「寿司」となった。
要するに肉は見たくない状況ということだ。


この店で一番高い寿司。なかなかのクオリティー。ネタの種類が今一。
酢飯でないのは、その寿司飯では、こちらでは受けが悪いのだろうなぁ。

寿司とジャスミンティーで今日の夕食はおしまい。
ウィーンの食事もおしまい。
結局ウィナーシュニッツェルだけしか食ってないのか。
来る前は、いろいろ研究して、あれもこれもと思っていたのになぁ。

レストランやカフェも随分調べたのになぁ。
調べたところに入ったのは、ザッハカフェだけだったというお粗末。
そんな下調べは役立たずなのだ。
だって、レストランもカフェも腐るほどあるのだから。
思い立ったところに入ればそれでOK。
旅なんて、そんなものだ。

世界一周 Part2 14日目

2013年07月23日 | 新しい世界一周 2013
今日のメインは、シェーンブルン宮殿。一応世界遺産。
マリー=アントワネットの出家というか実家というか、母親のマリア=テレジアが住んでいたとこ。
8時から開いているので、混み合う前に行こうと8時半に宿を出る。
今は夏真っ盛りで日が長く、皆宵っ張りなので9時頃はまだ少ないだろうという算段。


メトロの車内。ドアは開けるときは手動、閉まるのは自動。ドアの前でじっと立っていても開かない。

宿のすぐそばのメトロ駅から、乗換なしで9つめくらいなので、とても分かり易い。
今日も真っ青な空の下、シェンブルン駅から約500mで門に着く。
入って左の建物でチケットを購入。ウィーンカード割引なし。
それならクレジットカ-ドで購入。11.5ユーロは高くないかい?


宮殿を正面から

宮殿だから広い。建物も広いが、敷地もとてつもなく広い。
中に入って、様々なお宝を拝見して、
これが日本語のオーディオガイドを、無料で貸してくれるので非常に分かり易い。
重宝々々。


裏庭から

宮殿の見学を終えて、裏庭に出る。
ここがまた、果てしなく広くて、ヤフードームがいくつ入るか分からない状況。
同年代のご夫婦がいたので、、写真を撮ってあげて、撮ってもらって、しばらくお話。
プラハから回ってきたとのこと。いやあ、これから行くんです。といった話。
日本語で喋られるなら、内容なんてどうでもいいのです。

さて、メトロでカールスプラッツ駅で降りて、オペラ座の前に出たら、
救急ヘリがいて、救急車がいて、パトカーがいて、野次馬がもっといて、
何かあったらしいのは分かるが、何かはまったく分からない。
やがて、救急ヘリに担架で人が積まれ、飛び去っていった。


飛び立っていく救急ヘリ

その後歩いてシュテファンプラッツに行き、
ウィナーシュニッツェル(要するにトンカツ)の有名店に行ったら、今日も行列ができている。
たかだかトンカツを並んでまで食べるほどではないだろうと、
昨夕「ケラケラ」のメニューに確かそれもあったはずだと、ケラケラに向かう。

ここのウィナーシュニッツェルは9ユーロと安め。
じゃあ、ビール2杯は飲めるなと暗算して注文する。
豚肉(牛肉の場合もある)を薄くなるまで叩いて広げ、それをカツにした食べ物だが、
例の有名店のものは、半端じゃない大きさらしい。
ケラケラのそれも十分大きくて、やっとの事で完食。


薄いトンカツ

今日は十分歩いたので、しばし休養して、夕方からグリツィンにワインを楽しみに行こうと宿に帰る。
4時半過ぎに、メトロを1回乗り換えて、グリツィン行きの路面電車が出ている、
ショッテントーア駅に降り立ったが、さんざん探し回ったあげく、
路面電車工事中で、今は休んでいるという。

かなり落ち込んで、疲れて、仕方ないのでシュテファンプラッツ駅までメトロに乗る。
まだ5時過ぎだがいいや、ケラケラに行きカウンターでビールを飲む。
ビールをついでくれるお姉さんが、また来たね、という風にニヤッと笑う。
やはり2杯が限度で、もう飲めない。

ケラケラに来る途中で見つけた寿司屋があったので入る。
明らかに中国人経営だが、食べてみるとなかなかのクオリティー。
これなら許せる、と食べ終わって少し上機嫌になり、
宿に帰る途中で、ジェラート屋で2スプーン注文して、食べながら帰る。

このジェラート系のスイーツはウィーンで大人気で、どこも満席の行列ので、
入れ墨をしてスキンヘッドの強面の男が、ペロペロしながら歩いているのは可愛いものである。

世界一周 Part2 13日目

2013年07月22日 | 新しい世界一周 2013
朝9:50に宿のマーシュに鍵を渡して出発する。
メトロでネプリゲートまで行くと、まだ随分時間がある。
朝食を摂ってなかったので、駅のパン屋にテーブルがあったので、
そこでパンとカプチーノを頼んで遅い朝食にする。

バスは満席で、15分ほど遅れてターミナルを出た。
ノンストップでまずウィーン空港に寄り、7人ほど乗客を降ろしてから市内のバスターミナルに向かう。
ここエルドベルグからはメトロでまずウィーンミッテ駅まで行く。
この駅のインフォメーションで、72時間どれでも乗り放題のウィーンカードを購入。

さらに4号線で、シュバーデンプラッツ駅まで行くと、
駅のすぐそばにウィーンの宿、カプリコルノがあった。
しかしウィーンの地下鉄は、どの駅に行っても改札はなく、検札はなく、
降りるときは誰もいないので、ただ乗りしてもまったく分からないのだ。
実際、ウィーンカードの提示を求められたことは、トラム(路面電車)でも一度もない。
いいのかなぁ。

5時過ぎにシュテファン寺院を見に行く。大きい。
宿から10分ほどの距離である。


シュテファン寺院。ウィーン観光の中心地

この近くに両替屋があったので、覗いてみたらやはり中国元の両替はできない。
日本人より圧倒的に中国人観光客が多いのに。
彼らは外国に行くときどこの金を持っていくのだろう。

帰りに,ARUKIKATAに載っている「ケラケラ」というビアバーに行った。
レストランもやっているが、今日はカウンターで生ビールを2杯。


ケラケラのカウンターでまずは一杯

瓶ビールを含めて、50種類くらいあるそうだが、3日間で10種類制覇すれば御の字か。

世界一周 Part2 12日目

2013年07月22日 | 新しい世界一周 2013
今日の予定。
朝食を摂りに、レヘール市場か西駅のマクドナルドに行く。
ネプリゲートのユーロラインバスターミナルに行って、翌日のウィーン行きチケットを買う。
中央市場に行って、あればフォアグラを食べる。なければ夜に食べる。
時間があれば温泉に入る。
以上である。

レヘール市場は地元民のための市場で、中央市場が観光客で溢れているのとは趣が違う。


レヘール市場

ここで、ラズベリーを1パック買う。しかし軽食屋はないので、西駅に移動。
西駅には、世界一豪華(とか美しい)といわれるマグドナルドがある。
確かに高級レストランにしてもいいような建物である。
ここで、カプチーノセット、320円のハンバーガーを食べる贅沢さ。


マグドナルド西駅点

そのままメトロで、ネプリゲートのユーロラインバスターミナルへ行く。
19日の11:30発ウィーン行きバスチケットは簡単に取れた。
60歳以上は、約2,700円也。
一度メトロで宿に帰る。このメトロのエスカレーターは非常に速度が速い。
油断するとひっくり返りそうになる、とまでは言わないが、日本のそれの1,3~1,4倍のスピードである。


長くて早いメトロのエスカレーター

昼に洗濯屋にたまった洗濯物を頼んで、再度メトロで中央市場を目指す。
表に出るとまったく方向が分からないが、若い人に聞くと大概までは英語で教えてくれる。
市場はなかなか重厚な作りだが、中は広々として、東南アジアのそれに比べると非常に清潔である。

2階に軽食スタンドが並んでいて、ここでグヤーシュスープを頼んでいたら、偶然日本人の女性と会った。
一緒に狭いテーブルで食べながら、1時間以上話し込んだ。
彼女の旦那がドイツに赴任していて、その仕事の関係でこちらに来たので、自分も一緒したという。
旦那の仕事の間観光しているとか。

別れてその後、酒類専門スタンドで黒ビールを飲む。
ここには、生ビールのように、サーバーからワインをついでくれ、これがグラス100円という安さ。
2杯目の白ワインを注文しようとしたら、客の一人のおじちゃんが、
これを知っているかといって自分のグラスを見せた。
何だと聞いたら、ワインを炭酸で割ったものだという。
俺がおごるから飲んでみろ、と多分言ったのだろう。店の親父さんに作らせて奢ってもらった。
なかなか乙な味なのだ。帰ってからやってみよう。


酒だけ売っているスタンド


1杯100円だけど、奢ってくれてありがとう。気持ちがね、嬉しいね。


別の店で買ったソーセージで白ワイン。

ということで、いろいろ飲んでいるうちに、いささか酔っぱらって、
おまけに時間が3時を過ぎている。
洗い物は5時過ぎには受け取らないと閉まってしまう。
ルダッシュ温泉は諦めて、いい気持ちで宿に帰ることにした。

一休みして洗濯物を受け取り、7時頃フォアグラを食べに出た。
テラス席のあるレストランで、メニューを見ても分からないので、ウェイトレスに
「グースレバーはあるか」と聞いたら、メニューの写真をさして「ある」という。


ソースが甘かった。甘いソースは何故か許せない日本人であります。

ここでフォアグラのソテーとジャガイモだけのコロッケにブルーベリーソースをかけた料理を注文。
やっぱり量が多い。もう結構というくらいフォアフラを食べちゃった。

世界一周 Part2 11日目

2013年07月21日 | 新しい世界一周 2013
今日は観光するのだ。
まず、地下鉄のアラーニャ・ヤーノシュ駅で72時間乗り放題券を買う。
ブダペストのメトロのチェックは非常に厳しい。
入り口で絶対見逃すかと、厳つい男がチケットのチェックを怠りない。
時には車内で制服を着ずに、騙し討ちみたいに検札する。
いちいちチケットを買っていたのでは面倒なのだ。
多分割高だろうが、葵の御紋みたいに72時間券をかざせば、
「ははぁっ」とは言わないがすんなりと通れるので楽なのだ。

まず、乗り始めはモスクワ広場まで。ここから王宮広場には近い。
王宮広場は、ドナウ川を挟んで、ブダ側の丘の上にある。
くさり橋を渡って、歩いて登るのは非常にしんどいのだ。
モスクワ広場からも登りだが、ここはそれほどではない。


マチューシャ教会前の像

さて、ウィーン門からマチューシャ教会へ徒歩を進め、ブラブラと景色を眺めながら、歩いて坂を下りる。
登ってくる観光客は、ハアハア息を切らしている。しんどいでしょう。


王宮の丘から見るくさり橋。ドナウ川の向こうはペスト側

くさり橋を渡って、聖イシュトバーン教会の正面に出る。


聖イシュトバーン教会

圧倒的な教会の大きさ。しばし見ほれながら、横の道をオペラ座の方に行こうとしたとき、
イタリア人の旅行者だが道を教えて欲しいと言ってきた。
王宮の方を地図で説明しようとするが、きょろきょろしてあまり人の言うことを聞いていない。
何か変なやつだなぁと思っていたら、前方から身分証明書のようなものをかざして、
「アイアム ポリス」と別の男が行って来た。
なんだそんなことだったのか、うぶな旅行者じゃあるまいし、そんな詐欺には引っかからないよ。
「ノー、ノー」と大声で言いながら彼らから離れた。
今回はいろいろあるなぁ。油断してるわけじゃないのに。

宿の近くの「ありがとう」という日本食レストランで昼食。
そこの日本人の女将さんと、先ほどの詐欺の話で盛り上がる。
実際に出会った人の話を聞くのは初めてということだった。

宿に帰り少し休んでから、メトロで英雄広場に行く。


英雄広場


美術館


ロートレックの絵。日本と違って、金さえ積めば写真OKなのだ。

ここには西洋史美術館があって、ゴヤやロートレックの絵がある。
宗教画が非常に多くて、少し疲れてしまった。
帰りに、近くのスーパーでハム、チーズ、パンを買って帰り、昨夜買った白ワインで夕食とする。
名物のフォアグラは明日食べよっと。