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映画「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」

2005年12月27日 | 映画
俳優トミー・リー・ジョーンズ(「MIB」や「逃亡者」等)が初監督をした作品。メキシコに近いアメリカのカウボーイと国境警備隊員との話。不法移民が出稼ぎに来ることをベースにして、誤ってメルキアデスを撃ってしまった警備隊員(バリー・ペッパー)と、メルキアデスを雇い入れたカウボーイ(トミー・リー・ジョーンズ)の2人が、遺体をメキシコの家族の元に届けようとするストーリーだ。

ちょっと1時間をすぎた頃は冗漫な感じがあり、つい時計を見てしまった。でも、国境警備隊員が、昔捕まえ、鼻をへし折ったメキシコの女性に蛇の毒の治療を受けるところから少し面白くなる。しかし、最後は皆寂しい…。特にカウボーイがメキシコのボロボロの酒場からアメリカにいる女性に長距離電話をする場面などは…なかなかいい場面だった。
全体的に初監督ということで、イーストウッドのようには行かないけど、いい場面はある、大人の渋い映画ですな。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
監督 トミー・リー・ジョーンズ
出演 トミー・リー・ジョーンズ、バリー・ペッパー
2005 カンヌ映画祭最優秀男優賞、最優秀脚本賞
コメント
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