最近、食の安全が問題となって取り上げられているが、イメージフォーラムなど小さい映画館でロングランになっている「いのちの食べかた」という、まさにタイムリーなドキュメンタリー映画が公開され話題を呼んでいる。
この配給会社エスパース・サロウで実際にこの映画を買い付けた村田さんという人の話を伺うワークショップが、同業のアップリンクという配給会社の主催で木曜夜遅くに開催された。
「いのちの食べかた」は、穀物や家畜がどういう経緯を経て、我々の口に入るかを淡々とドキュメントする映画だが、大量に空から撒かれる農薬や、狭い中に詰め込まれて飼育される家畜など、いろいろ見せておいて、あとは観客が考えるという映画だ。
村田さんによると、ベルリン映画祭で買い付けたそうだが、前評判も何もない時点で、どのようにあまたの映画の中から買い付け作品を選ぶのかが聴けておもしろかった。もちろん、個人では買い付け自体は縁遠い話だが、雑誌の企画や取材相手を見つけることのヒントにもなった。
作品はピンからキリまで。試写で最後まで観ることのできた作品は一応の作品であるということと、言葉を濁していたけれど、語学力が無くては難しいということだ。
あとは売り手を挟んでの競争会社との駆け引きや、買い付けができても、日本の劇場がかけてくれるかわからないという苦労談など。実際この作品は音楽もセリフもないため半年以上いろいろな劇場に断られていたそうだ。
映画、あるいはマスコミを目指す人は、例え自分のジャンルではなくても、こういうワークショップで知識を広げておくとよい。専門知識も必要だが、俯瞰して見れることも大事なのだと思う。
いのちの食べかたHP http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
この配給会社エスパース・サロウで実際にこの映画を買い付けた村田さんという人の話を伺うワークショップが、同業のアップリンクという配給会社の主催で木曜夜遅くに開催された。
「いのちの食べかた」は、穀物や家畜がどういう経緯を経て、我々の口に入るかを淡々とドキュメントする映画だが、大量に空から撒かれる農薬や、狭い中に詰め込まれて飼育される家畜など、いろいろ見せておいて、あとは観客が考えるという映画だ。
村田さんによると、ベルリン映画祭で買い付けたそうだが、前評判も何もない時点で、どのようにあまたの映画の中から買い付け作品を選ぶのかが聴けておもしろかった。もちろん、個人では買い付け自体は縁遠い話だが、雑誌の企画や取材相手を見つけることのヒントにもなった。
作品はピンからキリまで。試写で最後まで観ることのできた作品は一応の作品であるということと、言葉を濁していたけれど、語学力が無くては難しいということだ。
あとは売り手を挟んでの競争会社との駆け引きや、買い付けができても、日本の劇場がかけてくれるかわからないという苦労談など。実際この作品は音楽もセリフもないため半年以上いろいろな劇場に断られていたそうだ。
映画、あるいはマスコミを目指す人は、例え自分のジャンルではなくても、こういうワークショップで知識を広げておくとよい。専門知識も必要だが、俯瞰して見れることも大事なのだと思う。
いのちの食べかたHP http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/