goo blog サービス終了のお知らせ 

をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

狐狸狐狸ばなし (芝居)

2007年09月02日 | 芝居小屋
                 <写真=舞台案内より>

狐狸狐狸ばなし」演劇 8月26日亀戸カメリアホールにて

この場所ではこの日1日だけの舞台。しかも演出も出演者も魅力的と来れば見ずにはいられません。
演出のケラリーノ・サンドロヴィッチさんは以前取材したこともあり、期待して拝見しました。
また、篠井英介さんは最近は大舞台が多いのでご無沙汰ですが、下北沢の小さな小屋に出ていた頃は欠かさず見てましたね。特に、「ザ・寺山」という流山児の芝居で寺山修司を演じていたのが秀逸でした。
それからラサール石井さんは芸達者。一般にはお笑いのイメージが強いでしょうが、芝居を見ると演劇人だなーと思います。
彼らが組んだ芝居は以前も見たことがあり、凄くブラックな話しだったんだけど、今回はどうかなと思いながら見ていました。

お笑いといえば、坊主役に板尾創路さん。NHK朝ドラといい二枚目の設定が多いが、どうなんでしょうか?それから、2役の六角精児さんも上手ですね。たるんだ裸は見たくなかったけど。

内容は題名どおり、男と女の化かしあい。亭主に愛想の尽きた奥さんと間男する生臭坊主との化かし合い。これに金にモノを言わせて坊主を婿にしようとする娘と、亭主の家の少々頭の足りない丁稚がからんでくる。奥さんは坊主と組んで亭主を亡き者にしようとするが、亭主は幽霊になって…。

すっごい笑えるシーンが多かったですね。でも、市民会館を考慮してかブラックさは薄めでした。
場内の雰囲気も違いました。下北沢の小屋に来るシャレたこざっぱり系と違い、「観劇」というカンジで来ている年配のご婦人方も多く、隣の人はナフタリン臭い服をお召しになっていましたね。
でも、どんどんこういう場所でも芝居をやって欲しいなと思います。
(今、下北沢でも本多劇場で公演中だそうです)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。