紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

光と闇の画家

2016年01月22日 | 美術館・博物館
森アーツセンターギャラリーで開催中の「フェルメールとレンブラント」展。これを見るために初めて六本木ヒルズに足を踏み入れました。森タワーの52階にあるアートギャラリー。こんな高い場所にある美術館なんて来たことありませんし。
まだ開催して間もないからか、館内はゆったりとした雰囲気に包まれています。そんな中で17世紀のオランダ風景画をじっくりと鑑賞...木々のざわめきに風を感じるよう。雲の描写も魅力のひとつ。
茎をプチっと取りたくなるサクランボが描かれたフローリス・ファン・スホーテン《果物のある静物》は鮮やかな色合い。メロンもさじで種を根こそぎ取りたい願望が。それだけ本物と見紛うくらいの描写力。
光のフェルメール、闇のレンブラントとなると個人的には闇が好みなんで...。フェルメールの《水差しを持つ女》もぱっと見は地味ですけど、よくよく見てみると洗練された構図が浮かび上がってきて、やはりフェルメールは素晴らしいとなるに決まってます。レンブラントの《ベローナ》は古代ローマの戦いの女神だそうですが、銀色に輝く鎧と盾が暗闇に映えて、なんとも美しい姿が印象的。
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