紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

対決-巨匠たちの日本美術

2008年07月08日 | 美術館・博物館
狩野永徳の『檜図屏風』、眩いばかりの絢爛豪華さに目を奪われる。長谷川等伯の『松林図屏風』、靄に包まれる幻想的な風景、深々とした空気感さえ漂う水墨の筆致。
東京国立博物館で開催中の「対決-巨匠たちの日本美術」に行ってきました。鎌倉時代から近代日本の芸術作品を、それぞれ同時代の作品や作家と比較して鑑賞できる展覧会です。仏師対決、運慶と快慶に始まり、陶芸、本阿弥光悦と長次郎。仏像彫りの円空と木喰。円空仏は初めて見ましたが、素朴で温かみがあります。伊藤若冲と曽我蕭白の対決...若冲の展示室にはジョー・プライス氏によく似た人が...ご本人でしょうか!? 最後の展示は横山大観の『雲中富士図屏風』、心が晴々としてくるようです。
この展覧会は、鎌倉時代から近代日本までの様々な作品を鑑賞できるので、実に満足感があります。毎度お楽しみのお土産物コーナーでは『松林図屏風』と『風神雷神図屏風』の絵はがきを。ちなみに『風神雷神図屏風』の展示は会期後半、8月11日からとなっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする