今年ほど “暑い” を連発した事はなかった気がする8月も、
今日で終わりですね。明日からは、いよいよ9月。
こんな風に季節は老いて行きますのに、少しは涼しくなって・・
という期待も虚しく、並んでいるのは真っ赤な太陽と37度の数字。
しかも、これから1週間先も、ズラリと・・。
暑さの方は、一向に衰える気配はありません。
それどころか、これまでの記録を日々、更新している有様です。
こんな時思うのは、田舎の家の和の空間。天井が高く開け放たれた部屋。
土間があって、1歩足を踏み入れると夏でもヒンヤリした事を思い出します。
そもそも日本の昔の家は、クーラーなんて想定外でしたものね。
ただ、暑いと言っても今のような暑さではなかった気がします。
日中は暑くても、朝晩はしのげましたから。
「今日は、30度を越えたんだって・・」
せいぜいこの程度の気温で騒いでいたような気がします。
そうそう今日は、これまでで一番大きな花を咲かせてくれた朝顔。
今年は随分、やきもきしましたが、例年にない暑さで朝顔も
とまどったのかも知れませんね。涼やかな青に十分な “涼” を頂きました。
となれば今日は、“和” で 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
開店と致しましょう。ちょっと間があいて2週間振りです。
カップもそうですが、テーブル周りを竹や籐に替えました。
小物を和製の物に替えるだけで涼しく感じられるのはなぜでしょう。
和の醸し出す独特の雰囲気・・不思議です。
こちらのカップは、京都(寺町)で買い求めた物です。
生憎、産地が分かりません。
底に 「○山」 と銘は入っているのですが、肝心の漢字が不明です。
今、青空に真っ白い雲が面白いです。
先日の三島由紀夫の小説、「春の雪」 の 【雲の描写】 ではありませんが、
様々なものにその姿を変え、ちょっと目を離すと、次にはもう別のものに。
では、夕映えもきっと素晴らしいのでしょうね。
それにしても、あの流麗なる文章は心を捉えて離しません。