早くも今日は、雨降りの朝となりました。
良いお天気が、なかなか長続きしません。
それでも今朝、裏庭に回った時、仄かな沈丁花の香りを嗅ぎました。
この香りを嗅ぐと、春がやって来たような気がします。
それにしても・・沈丁花って、こんなに早かったかしら・・?
いけない、いけない・・「従妹アーネスティン」(典型的な心配屋) 気分になって来ましたね。
それでも、時間の経過と共に・・暗かった室内が、
徐々に明るくなって来たような気がしたものです。
やはり・・雨はやんだようです。ただ、相変わらず青空はありません。
こんな、雨上がりの静かな午後も、
オレンジの灯りは、似合いますね。
今日は、蝋燭だけではなく、
アロマもプラスしてみました。
前向きな気分になりたいので、これも
久し振りに “ローズマリーの香り” です。
庭から採って来た、ローズマリーの小枝も
添えて・・。視覚からも楽しみます。
“2月 のある嵐の夜・・・・・
エリザベスおばさんが今夜は冷えるからと、
珍しく部屋の小さな 暖炉 に火を入れる事を許してくれた。
火は勢い良く燃え、・・・・・敷居の広い深く窪んだ窓などに、
赤がかった金色の光を降り注いでいる。
凍った青白い窓ガラスには雪美びらが小さな渦巻きとなって
張り付いていた。
暖炉 の火に浮かび上がる壁の鏡は奥深く神秘的で、
人を引き込むような力をたたえている。・・・”
【「エミリーはのぼる」 第1章】
今日も私の 「想像の余地」 の辿り着く先は、暖炉です。
暖炉は、やはり雪が似合いますね。気分は・・今、私は暖炉の傍にいます。そして・・。
蝋燭の焔とローズマリーの香りに身を委(ゆだ)ね、珈琲を頂きながら、
こんな本を紐解く時・・。このひと時が、私にとっての至福の時になっています。
そうそう、梅の季節に因んで取り出した、今日のこの珈琲カップこそ、
「九谷焼」 でした。なぜかこのカップ、既に アップ済みだと思っていたのです。
ところが、リンクしようと過去記事を探しましたが、どこにもありません。
という訳で、急遽 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店となりました。
そのため、ティーベル代わりの土鈴も何も用意しておりません。
ただ、ここでも、再び人間の記憶のいい加減さに驚く始末です。
九谷は九谷でも、こんな土物のカップだったなんて・・。いやはや・・。