【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

二つの花びらが舞った日

2009-02-17 18:38:08 | 四季のスケッチ


 


   今日は時折、風花の舞う寒い一日となりました。
  午後6時現在の、PC表示上の気温が、5度なのですから、
  昨日の気温とは、雲泥の差になっています。

   起床時には、屋根に薄らと雪も降りていました。
  でも不思議な事に・・朝は、それほど寒さは感じません。
  生憎、温度計を見るのを忘れてしまったのですが・・。

   そして、ご覧のように・・今朝も空がありました!
  澄み切ったいつもの空が、そこにあると、ほっとします。

   おまけに南の空には、「有明の月」 も優しい顔を覗かせていて・・
  嬉しさも倍増です。今日は、「下弦の月」 なのですね。
  今宵は、どんな顔を見せてくれるのでしょうか。

   ところで今日は、いつにも増して
  肌を刺す風が冷たい一日でした。

   おまけに前述の如く、風花も舞います。
  そんな日なのですが・・。

   今日も出掛けた帰り道、廻り道。
  足は、いつものリラ版 「恋人の小径」 に
  どうしても向ってしまうのです。

   つい2か月前、その葉っぱを黄色に
  染め、あの落葉を舞い踊らせた銀杏の
  木は、見事に枝だけ・・。

   勿論、近付いて良く見ますと、もうしっかり新芽を用意しています。
  その葉っぱを、今度は緑に染めるのも、もうすぐですね。

   “夢見るような、そこはかとない神秘的なヴェールのような
  冬の黄昏が、グレン村の上に立ち込めていた。”
  
                                        【「アンの娘リラ」 第18章】

   “あの喋ったり食べたりしている人達の後ろに立ち、
  影の衣装をつけ、星の目をした美しい婦人のように、
  夕闇が静かに庭や丘に忍び寄るのを見た時・・・ 略 ・・・”

                                      【「エミリーはのぼる」 第1章】

   『アンの世界』 の黄昏は、それは、それは美しいようです。
  ↑ のような記述を何度も目にします。私にとっての黄昏の一番美しい時・・。

   それは、以前にも記したと思うのですが、2月の今の季節です。
  ある思い出と絡まって・・? の事ですが・・。

   もう日も長くなって来ました・・。でも、夏とは違う・・浅い春の黄昏。
  希望がそこはかとなく・・見える季節だからかも知れません。