いつもより少々、
寝坊して起きた休日の朝。
もう太陽は、遥か上空に。
その空は白く、“ア~ッ・・” と溜息。
一旦写真は諦めましたが、もう1度。
薄~く青い空が、広がっています。
黄砂だと白く濁っていますものね。
でも、肉眼で見る限り、
その空は、白いのです。
太陽は、しっかり出ていますのに・・。
白い空、白い国・・。
こんな言葉・・普通は、
雪の清らかなイメージですよね。
その後、こんな鯖雲に。
今日は、お天気ニュースを見て
いませんので、確かな事は分からない
のですが、一体今日の空は・・?
さて、お天気の事ばかり
申していても何も始まりませんね。
この辺で、ガラッと気分を変えて。
冬の間も・・と言うより昨年の秋から
ずっと咲き続けている、三色菫に菫。(パンジー&ヴィオラ)
まだ春浅い・・と言ってもいい、この時期、いよいよ花芽を付けて来ました。
『アンの世界』 の住人は、アン は勿論、エミリー も、大好きな花です。
勿論、私も・・。アンなどは、「菫のような人・・」 なんて言われていますものね。
エミリーも、アンに負けず劣らず最大級の素敵な賛辞を貰っています。
“アンは真っ先にしたい事が百もあった、―・・・・・―
三色菫 を摘んだり・・・炉辺荘の屋敷内には至る所に
三色菫 が咲いていた。・・・” 【「炉辺荘のアン」 第3章】
“私達は、ジミーさんの パンジー を摘んで
大きな花束を作ったり、・・・・
「君と一緒にいるとね、星は一段と星らしく光り、
パンジー は、ぐっと紫色に見えるんだよ。どういう訳なんだろう。」”
【「エミリーはのぼる」 第19章】
ところで、「三色すみれ(パンジー)」 は、
フランス語の 「パンセ」 の“考える” という意味から付けられたそうですね。
確かに蕾が俯く姿は、人が頭(こうべ)を垂れ考える姿に似ています。
ですから今日は、その菫の事について少々。
そして、「菫(ヴィオラ)」。
こうして漢字の方が、“すみれ” らしい感じがします。
~なんて。パンジーに対して、ヴィオラ。
一般的に、「パンジー」 は、花の直径が、
3~5㎝のものを言い、それ以下を 「ヴィオラ」 とか。
そうそう、ヴィオラの意味は “紫色” という意味だそうですね。
一般的に菫は、紫色と言うか、青い色が多いですものね。
兎にも角にも、万葉の時代から人々に愛されて来た菫です。
「春の野に菫つみにと来し吾ぞ
野をなつかしみ一夜寝にける」 ~山部赤人