【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

謙虚な花

2009-02-02 16:16:16 | 四季のスケッチ

「ヒマラヤ雪の下」

   昨日もですが今朝も、
  随分寒いと思って目覚めた割には、
  拍子抜けの起き抜けの気温。

   無理もありませんね。
  この所、春のような天気が続いて
  いたのですもの。

   おまけに太陽にも、
  あまり力強さは感じられません。

   そして、カレンダーもいつの間にか
  2月になってしまいました。

   2月と言いますと・・。
  外は、まだまだ寒いけれど、光も幾分和らぎ、
  そこはかとなく春を感じる季節です。一方、こちらは 『アンの世界』 の2月。
  「想像の余地」 を十分感じる描写ですね。
  
   2月 のある晩のこと・・・雪が微かに窓に当たり、
  例の途方もなく小さなストーブは真っ赤に燃えた黒猫のように、
  ごろごろ音を立てていた。・・・”
             【「アンの幸福」 最初の1年9.】

   ただ、冬ではありますが、全国的に暖かくなっている事だけは間違いないようですね。
  温暖化の影響でしょうが、様々な所で異変をもたらしているようです。

   例えば桜の開花。この50年で平均4、2日早まっていると言います。
  花の開花には、冬の寒さが関係しているそうですね。

   異変と言えば、桜便りにも・・。
  桜の開花は、南から・・というのが通例ですが、
  ここ20年ほどは鹿児島などでは、逆に開花が遅れているそうです。

   従って最近では、東京辺りから南下して行く事もあるとか。
  桜前線にも変化が生じて来つつあるのですね。

   それというのも、冬に厳寒の日が少なくなったため、
  花芽が目を覚まさなくなってしまったそうです。(鹿児島)

 (桜の)花芽は、前年の夏頃形成され、その後眠ってしまう。
それが冬、一定以上の冷気にさらされるとびっくりし、
蕾を膨らませる準備にかかる。~「休眠打破」 という植物のメカニズム
 ~(昨日の新聞より)   


   さて、冒頭の写真は、先日も登場した 「ヒマラヤ雪の下」 です。
  一際、大きな葉っぱに似合わず、可愛らしい小さな花。
  先日は、まだ蕾でしたが、その花が開きました。

   ただ、この花・・他の花の葉っぱの下や、陰に姿を潜めるように咲いています。
  「ヒマラヤ雪の下」 という、ロマンティックな名前の通りの花なのですね。
  それにしても、日本の 「雪の下」 とは、全然趣の違う花ですね