「ヒマラヤ雪の下」
昨日もですが今朝も、
随分寒いと思って目覚めた割には、
拍子抜けの起き抜けの気温。
無理もありませんね。
この所、春のような天気が続いて
いたのですもの。
おまけに太陽にも、
あまり力強さは感じられません。
そして、カレンダーもいつの間にか
2月になってしまいました。
2月と言いますと・・。
外は、まだまだ寒いけれど、光も幾分和らぎ、
そこはかとなく春を感じる季節です。一方、こちらは 『アンの世界』 の2月。
「想像の余地」 を十分感じる描写ですね。
“ 2月 のある晩のこと・・・雪が微かに窓に当たり、
例の途方もなく小さなストーブは真っ赤に燃えた黒猫のように、
ごろごろ音を立てていた。・・・” 【「アンの幸福」 最初の1年9.】
ただ、冬ではありますが、全国的に暖かくなっている事だけは間違いないようですね。
温暖化の影響でしょうが、様々な所で異変をもたらしているようです。
例えば桜の開花。この50年で平均4、2日早まっていると言います。
花の開花には、冬の寒さが関係しているそうですね。
異変と言えば、桜便りにも・・。
桜の開花は、南から・・というのが通例ですが、
ここ20年ほどは鹿児島などでは、逆に開花が遅れているそうです。
従って最近では、東京辺りから南下して行く事もあるとか。
桜前線にも変化が生じて来つつあるのですね。
それというのも、冬に厳寒の日が少なくなったため、
花芽が目を覚まさなくなってしまったそうです。(鹿児島)
(桜の)花芽は、前年の夏頃形成され、その後眠ってしまう。 それが冬、一定以上の冷気にさらされるとびっくりし、 蕾を膨らませる準備にかかる。~「休眠打破」 という植物のメカニズム ~(昨日の新聞より) |
さて、冒頭の写真は、先日も登場した 「ヒマラヤ雪の下」 です。
一際、大きな葉っぱに似合わず、可愛らしい小さな花。
先日は、まだ蕾でしたが、その花が開きました。
ただ、この花・・他の花の葉っぱの下や、陰に姿を潜めるように咲いています。
「ヒマラヤ雪の下」 という、ロマンティックな名前の通りの花なのですね。
それにしても、日本の 「雪の下」 とは、全然趣の違う花ですね