「ゼラニウム」
写真で眺めますと、いかにも
冬の空・・と言った今朝の空ですね。
それでも起床時の居間の気温は、
13度。暖かい朝となりました。
雲一つない空という訳では
ありませんが、雲間から今日も
太陽は力強く輝いてくれています。
午前中は、そんな空でしたが・・。
今では全く雲は視界にありません。
今日も、ちょっぴり 『アンの世界』 の
2月を覗いてみましょう・・。
“・・・太陽は低くクリーム色をしており、雪は白く、
影はほっそりして青かった。
木の影ほど美しいものはないと思う。
そして庭に入った時、私の影はいかにも滑稽に見えた ――
長く向こう端まで伸びている。・・・” 【「エミリーはのぼる」 第2章】
さて、私が壺が大好きな事は、
先日もお伝えしましたね。
これら壺に、こんなにも惹かれる
のは、一体どうしてでしょう。
一言では、なかなか言えませんが、
時を静かに重ねたものの重み・・
人の手になるもの独特の、無言の
温もりを感じるから・・でしょうか。
スッと背を伸ばしたもの、
厚ぼったくて、ずんぐりしたもの。
様々です。
少々、ずれていたって歪んでいてもいいのです。
手作りのこれら一つ一つを眺めていると、心が安らぎ落ち着きます。
そして、なぜか無言の信頼も感じたりして・・。
まさに壺に囲まれ・・眺めて、触れて・・癒されるのです。
こんな風に記していながら・・これはそのまま、“和” に通じますね。
昔の家具や道具類にも当てはまります。
そう言えば、実家の物置の片隅に、埃をかぶって置いてあった木の米びつ。
中を開けてみましたら・・。
それこそ、いつのものやら分からない? 古~いお米が出て来たものです。
でも、変色はしているものの、虫が付いていない事に驚いた事を思い出しました。
聞けば、ヒノキで作られているとか。これも先人の知恵なのですね。
横に細長いので、場所を取りますし、その時は考えてもいませんでしたが、
何かに使えそうです。見せながら収納・・というのも良さそうです。
そうそう、先日の 【普段使いの壺】 は、水瓶でした。
瓶(カメ)と言うように、それは呼吸しているのです。
今の家屋には、食品を入れなくても、置いてあるだけで存在感を感じます。