【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

無言の呟き

2009-02-06 16:16:16 | 趣味の器(壺)~その他

「ゼラニウム」

   写真で眺めますと、いかにも
  冬の空・・と言った今朝の空ですね。

   それでも起床時の居間の気温は、
  13度。暖かい朝となりました。

   雲一つない空という訳では
  ありませんが、雲間から今日も
  太陽は力強く輝いてくれています。

   午前中は、そんな空でしたが・・。
  今では全く雲は視界にありません。

   今日も、ちょっぴり 『アンの世界』
  2月を覗いてみましょう・・。

   “・・・太陽は低くクリーム色をしており、雪は白く、
  影はほっそりして青かった。
   木の影ほど美しいものはないと思う。
  そして庭に入った時、私の影はいかにも滑稽に見えた ――
  長く向こう端まで伸びている。・・・”
            【「エミリーはのぼる」 第2章】



   さて、私が壺が大好きな事は、
  先日もお伝えしましたね。

   これら壺に、こんなにも惹かれる
  のは、一体どうしてでしょう。

   一言では、なかなか言えませんが、
  時を静かに重ねたものの重み・・
  人の手になるもの独特の、無言の
  温もりを感じるから・・でしょうか。

   スッと背を伸ばしたもの、
  厚ぼったくて、ずんぐりしたもの。
  様々です。

   少々、ずれていたって歪んでいてもいいのです。
  手作りのこれら一つ一つを眺めていると、心が安らぎ落ち着きます。

   そして、なぜか無言の信頼も感じたりして・・。
  まさに壺に囲まれ・・眺めて、触れて・・癒されるのです。

   こんな風に記していながら・・これはそのまま、“和” に通じますね。
  昔の家具や道具類にも当てはまります。

   そう言えば、実家の物置の片隅に、埃をかぶって置いてあった木の米びつ。
  中を開けてみましたら・・。

   それこそ、いつのものやら分からない? 古~いお米が出て来たものです。
  でも、変色はしているものの、虫が付いていない事に驚いた事を思い出しました。
  聞けば、ヒノキで作られているとか。これも先人の知恵なのですね。

   横に細長いので、場所を取りますし、その時は考えてもいませんでしたが、
  何かに使えそうです。見せながら収納・・というのも良さそうです。

   そうそう、先日の 【普段使いの壺】 は、水瓶でした。
  瓶(カメ)と言うように、それは呼吸しているのです。
  今の家屋には、食品を入れなくても、置いてあるだけで存在感を感じます。