【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春に佇む梅の花

2009-02-13 17:03:17 | 四季のスケッチ


   今朝は、一面真珠色の空になり
  ました。そして、ボ~ッとした太陽。

   いつもの日の出の煌めき、輝きは
  ありません。今にも降りそうで
  降らない雨。それにしましても・・。

   昨日の白い景色。
  “白” と言いましたら、純白、美しさ・・
  と言ったイメージですのに、黄砂で
  白い・・なんて、たまりません。

   ロマンティックのかけらもないでは
  ありませんか。
  ~なんて、お天気の愚痴は、この位にして置きましょうね。

   こんな空ですが・・今朝は、やけに小鳥の囀(さえず)りを耳にしたものです。
  庭に2羽ほど降り立ちもしましたが、窓硝子を開けただけで逃げて行ってしまいました。

   そっと開けたつもりでしたのに・・敏感な小鳥たちです。
  でも、この小鳥たち、真っ先に春が近い事を感じているのかも知れませんね。

   そうそう、春と言えば、冒頭の写真の 「白梅」。 
  これこそ、春の兆しをいち早く感じると、他の花に先駆けて花を咲かすのだそうですね。
  そして馥郁(ふくいく)たる香り・・。

   万葉集の時代には、この白梅は殊の外、好まれたそうです。
  歌に詠まれた数も、「萩」 に次いで多いとか。その素朴さゆえに・・でしょうか・・。

   でも、何となく分かる気がします。
  梅は桜に比べ、咲くのも散るのもゆっくりですものね。その分、おとなしやかな・・。

   平安時代に入りますと、今度は 「紅梅」 に人気が移り又、
  「桜」 の人気もぐっと増したと言います。
  それでは、その 「梅」 を詠んだ句を少々。

「白梅に╱あくる夜ばかりと╱なりにけり」     ~与謝蕪村 
「白梅や╱ひと南を╱憧れぬ」
         ~石川啄木 
「大空は╱梅のにほひに╱かすみつつ          
   曇り果てぬ╱春の夜の月」
         ~藤原定家 


    こちらの花は、庭のセージを
   ドライにしたものです。

    オーストラリア土産のスウェード
   革の水筒? に挿してみました。

    頂き物で何に使おう・・なんて思って
   いましたから、丁度良かったです。
  
    取り敢えず、ここに下げていますが、
   いずれ、ちゃんとした所に・・と、
   思っています。