東野圭吾さんが1989年から1997年に様々な雑誌に発表した短編集。
「あとがき」があり、「あとがきといふより言ひ訳です」とある。
作品の発表時期は「バブル経済」と言はれた真ッ只中の時の作品からバブル終演後の時期の作品とあるのだが
東野さんがあとがきでお書きになつてゐるやうに、「バブル真ッ只中」の時代を反映した記述がある作品が収録されてゐる。
アッシー、メッシー、ミツグ、携帯電話が出来たばかりの頃・・・ クリスマスイブには相手の承諾が得られてないのにホテルのスイイトを予約し、ディナアを予約し、プレゼントを用意する男たち・・・・・・
そんな時代を反映した作品がちらちらある。
しかしながら、
今、その当時に20代だつた人たちは40代となつてをり
未だに「バブル真っ只中」から抜けきれてないんだな~と思ふことがある。
それは
40代女性タアゲツトの雑誌
馬鹿馬鹿しい内容のものが満載の雑誌がある。 何これ、20代の雑誌をそのまま移行しただけ?と思ふやうな言語と記事と服の羅列
つまり、40代のおばさんたちが20代の人と同ぢやうなことを目指してゐるといふ・・・・
40代になつて
「可愛ひ」
も何も無いと思ふのだが、これらの雑誌を講読する人たちは「真剣」に20代の頃と同様、「可愛ひ」と思つてゐるらしい。
その代表的な人が、「モデル」としてテレビに嬉々として出てゐるのをみると、この小説みたいなことやッてたのかな~と思ふ
何をしやうと人の勝手だが
40代ともなれば、「可愛ひ」といふ外見よりも話してゐて知性が感じられるとか「中身の可愛いらしさ」が言葉とか仕草の端々に普通に出てくるとか、さういふ次元で見られるものであらうが、見るからに「年を重ねた」容貌が高い声で幼稚園みたいな仕草と恰好で話してゐるのをみると、
ぞッとする・・・・・・
女も女だが
こんなバカらしいほど女を付け上がらせたのは、現在40代の男
情けな・・・
すべての40代がこの小説の登場人物のやうなことをしてゐたとは思はないが、ある意味「幼稚」な精神を持つてゐた人たちが固まッた時代だつたと思ふ
この頃に、不動産を購入した人たち・・・
いつロオン返済したのだらう? 未だに、当時の高金利で返済してるのかな?
売るにしても、バブル崩壊で価格が下落し元値も崩壊した時代
今
だうしてるのでせう?