千一夜第2章第292夜 魚の名前の由来あれこれ13

2011-01-12 23:18:13 | 魚名の由来

2011.1.12(水)

今夜は魚の名前?の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第13弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。

《オシキウオ》
中国で「ヘンギョ」として有名な淡水魚。フナに似て身が広く薄く、扁平なためこう言われる。尾が白いので「オシキウオ」とも言われますが、疲労すると赤くなるので人民の苦労が酷いことを「魴魚赬尾」(ほうぎょていび=オシキウオの尾が赤くなる)と譬えています。

《コバンザメ》
コバンザメは魚偏に印と書きますが、印章のような吸盤を持つ魚ということでこう呼ばれます。スズキ目コバンザメ科の海水魚でサメ類ではありません。この吸盤を利用して回遊魚の皮膚に張り付いたり船の底にくっついたりして移動するという、かなり小ズルイ魚です。「小判頂き」の別名もあります。

《サンショウウオ》
鯢(サンショウウオ)のつくりには「小児」という意味があり、子供のような泣き声を出し、子供のように木に登る魚という意味があります。「山椒魚」と書くのが一般的ですが、イモリの近縁で形もよく似た両生類の総称です。山間の渓流や湿地に棲みその生態からハタケドジョウ、ハジカミウオ、アブラメなどと呼ばれます。

《ダボハゼ》
チチブ、ヨシノボリなどのハゼの総称です。「ダボ」は神戸弁でアホ、バカといった人をけなす言葉として使われます。ダボハゼという呼び方も「食用にもならないバカな小魚」という蔑称として使われていたようです。ところが最近ではハゼ類の漁獲量が激減し、ハゼの佃煮は高級珍味となっているようです。

《ノギ》
鯁(ノギ)という漢字のつくりの更は硬いという意味で魚の骨を現す。喉に刺さった魚の骨を現す。魚の骨が喉に刺さる昔話としては、イサキという魚が有名で、和歌山ではイサキの骨が喉に刺さり死んだ鍛冶屋がいるとかで、イサキは「鍛冶屋殺し」の異名をとっている。

《レンギョ》
文字通り「連なって泳ぐのを好む魚」という意味。中国原産の淡水魚「レンギョ」のこと。日本にはハクレン、コクレンがいる。霞ヶ浦、北浦、利根川水系、江戸川水系、淀川などで自然繁殖している。

【1月12日過去の釣行記録】
・2008年櫛ヶ浜港旧防波堤、18:15~23:40、中潮、釣果=メバル7・ソイ1・カサゴ1

【この日の釣り情報】
・2004年新日鉄波止場、05:30~09:00、中潮、釣果=タコ1・ハゼ1・キス1・アナゴ1

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