第133夜 メーデー

2007-04-24 22:56:24 | その他
2007.4.24(火)

会社を出ると外は雨だった。

私は折り畳み式の傘を何時も通勤バックに入れている。ただ、傘を開いても小さいので頭が濡れない程度で服は濡れてしまう。

会社から柳井のレトロ通りを駅に向かっている途中で、県外の友人から携帯に電話が架かってきた。彼の用件を聞き終えたところで、毎年のように彼が聞いてくる事に何時も不快感を感じる。それは、5月の連休のことであるが、5月1日がまるで国民の祝日のように「えっ、メーデーは休みじゃないの?」と言う言葉である。彼は学習能力がないので毎年のように同じ受け答えをするのだが、私が勤務している会社にメーデーはない。メーデーが休みの会社って今でもあるの?と聞きたいくらいだ。上場会社なら休みになるんだろうなぁ。

メーデーは、確かに世界的には労働者の祝祭日になっている。1886年にアメリカの労働者が8時間労働を要求したストライキとデモに由来している。かつてはソ連を始めとした共産主義国ではとりわけ重要な日であったようだ。

日本では、1920年に上野公園で初のメーデーが行われている。また1952年には、サンフランシスコ条約や日米安保条約への不満、メーデー会場に使用されていた皇居前広場の使用禁止などから、デモ隊と警察官が衝突した「血のメーデー事件」も起こっている。花で飾られたメイポールに繋がれたテープを持って、皆で踊る方が平和的で良いような気がする。

メーデーに私の会社が休みじゃないので、大型連休なんて経験したこともないと言うことだけじゃなくて、過去の前述のような背景もあってか、どうもメーデーと言うものがピンと来ないところがあるのです。こんなことを書くと、社会主義者や労働者の党の結束をはかる人達から無知だと言われるかも知れないが、労働者である私自身がそう感じるのだから仕方ない。但し、5月1日が国民の休日になれば手のひらを返したように祝うのも私であります。ただ単に、1日が休みじゃないから僻んでいるだけのことなんでせうね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第132夜 祝日の意味 | トップ | 第134夜 まずは体調管理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

その他」カテゴリの最新記事