千一夜第2章第210夜 魚の名前の由来あれこれ6

2010-08-20 23:03:04 | 魚名の由来

2010.8.20(金)

今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみます。大まかな分類なので一般的な呼び名について記載しますが、この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第6弾として挙げておきます(今後、第20弾くらいまで予定)。

《アユ》
神功皇后が天皇の戦勝を占った時、年魚(アユ)が釣れたと「日本書紀」に記されたことから「占いに使った魚」で鮎となったと言われる。※神功皇后が三韓へ出兵のおり、九州松浦の里で裳裾の糸を抜いて、縫い針を曲げて作った釣り針に結び、針に飯粒をつけて「新羅に勝つことが出来るなら、これに魚が釣れますように・・・」と祈って川に投げ入れたところ、アユが釣れたとある。これがアユ釣りの発祥とされる。
またあゆの語源は「落ゆ(あゆ)=落ちる」で、アユが秋に産卵のために川を下ることに由来。

《イカ》
イカは死んだふりをして水面を漂い、これを捕ろうと舞い降りてきた烏(カラス)を逆に捕まえて食べたという伝説から「烏賊」と書くようになった。

《エツ》
エツは嘴のように細長く尖っていることを意味する。身が狭く薄くなっていて、頭が尖って長く、まるで刀のような形態をした魚ということ。葦の生い茂る場所に棲み、ペーパーナイフのような形をしたエツの特徴を見事にとらえている。
弘法大師エツ伝説=昔、貧しい旅の僧侶が船に乗せてもらったお礼に、葦の葉を川に投げ入れたらエツになった。その僧侶は弘法大師だったとのこと。

《カズノコ》
ニシンの卵巣を乾燥させて作る。「希」は乾かすという意味があり「鯑」(カズノコ)となる。東北地方ではニシンのことを「カド」と呼び、カズノコは「カドの子」がなまったことからくる。「数の子」は単なる当て字。

《キュウセン》
ベラ、ギゾ、ギザミ、体側の模様が刻んだように見えることに由来。

《タコ》
その姿から多股(たこ)が語源。

《モブシ》
カンダイのこと。海草の多い岩礁帯に生息しているので、藻に伏している魚という意味で呼ばれた。

【8月20日過去の釣行記録】
・2005年大島日本精鑞前、19:30~23:15、大潮、釣果=3人でチヌ2・メバル1・アジ26
・2006年笠戸寺崎、18:00~20:30、中潮、釣果=アジ20・サヨリ6

【この日の釣り情報】
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